こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です。
この記事では、猫の問題行動の原因を解説しています。
猫がよく噛んだり引っかいたりします。
原因は何ですか?
やめさせる方法はありますか?
以上のような、猫の問題行動についての質問にお答えします。
・猫の問題行動とは
・なぜ飼い主を噛んだり引っかくの?
・噛まれたり引っかかれたらどうする?
・噛まれたり引っかかれた時のNG行動
では、一つずつ丁寧に解説していきます。
3分ほどで読めますので、じっくりとご覧いただければと思います。
猫に噛まれたり引っかかれた時の正しい対処法は以下の記事で詳しく紹介しています。
≫ 【猫にひっかかれた!】傷が腫れたときの正しい対処法とは?【獣医師が徹底解説】
猫の問題行動とは
飼い主さんが猫に対して危害を加えていないのに、
猫が飼い主さんを威嚇したり、噛んだり引っかくことを「問題行動」といいます。
猫が飼い主さんを噛んだり、引っかいたりすることには必ず原因があります。
猫の気持ちを正確に読み取り、
気持ちに応じた正しい対応を心掛けることが大切です。
なぜ飼い主を噛んだり引っかくの?
猫が飼い主さんを攻撃する時、様々な理由が考えられます。
驚いたとき
犬に比べて、猫はとても警戒心が強い生き物です。
ちょっとした物音でも恐怖心を感じる猫も多いです。
猫は一度恐怖心が刺激されると、防衛本能から一気に興奮状態になってしまいます。
この興奮で近くにいた飼い主さんを攻撃してしまいます。
驚かせないためには、大きな声やTVの音などにできるだけ気をつけましょう。
猫の性格によっては些細な物音でも恐怖を感じるので、
愛猫の性格をしっかりと見極めることが大切です。
イライラしているとき
猫は縄張り意識が非常に強い動物です。
そのため、窓の外に映る野良猫の姿などに非常にイライラしてしまう場合があります。
このイライラを発散するために、飼い主さんを攻撃してしまうことはよくあります。
猫が興奮している時は絶対に猫に近づいてはいけません。
落ち着くまでな猫と距離を取り、静かに見守ってあげてください。
猫がイライラする原因を特定できたならば、その原因を取り除くことも重要です。
*窓の外の猫の姿にイライラするならば、カーテンを閉める
恐怖心を感じるとき
猫は警戒心が強く、未知のものをとても怖がります。
よくあるパターンが爪切りです。
初めて爪切りをする猫や、過去に爪切りで痛い思いをした猫は
爪切りという恐怖から逃れるために暴れたり、飼い主さんを攻撃してしまいます。
苦手なことに少しずつ慣れさせていくことが重要です。
爪切りに慣れさす場合は、1日に1本ずつ爪を切ったり、
爪切りの最中におやつをあげると良いでしょう。
「嫌なこと」から「楽しいこと」と猫が感じられるように頑張りましょう!
噛まれたり引っかかれたらどうする?
今回ご紹介した対策を行っても、中々すぐに効果は現れません。
噛まれたり引っかかれた時の対処法を紹介します。
猫に噛まれたり引っかかれた時の正しい対処法は以下の記事で詳しく紹介しています。
≫ 【猫にひっかかれた!】傷が腫れたときの正しい対処法とは?【獣医師が徹底解説】
猫に噛まれても動かない
猫に噛まれたら、痛みと驚きからつい噛まれた部分を引っ張ってしまいます。
しかし、噛まれた部分を引っ張ると、猫の牙で余計に皮膚が引き裂かれて
傷口が大きくなってしまいます。
猫に噛まれたら、猫が噛むのをやめるまで動かないことが大切です。
攻撃されても無視をする
猫が噛んだり引っかいたりしてきたら、
大きなリアクションは取らず、そっとその場から立ち去りましょう。
大きな声を出して叱ったり反応すると、
猫が余計に興奮したり褒められたと勘違いしてしまうことがあるからです。
噛まれたり引っかかれた時のNG行動
猫が噛んだり引っかいてきた時に最も大切なことは、飼い主さんが反応しないことです。
・大声で叱る
・暴力を振るう
・大きなリアクションを取る
以上の行動は、逆に猫を興奮させたり猫の問題行動を悪化させてしまうので
絶対にしないようにしましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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