【完全版】猫のトイレ掃除や猫砂交換の頻度を獣医師が解説

猫のトイレを掃除する頻度

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複数の現役獣医師が監修&執筆しています。

こんな方に最後まで読んでいただきたいです!

・初めて猫を飼う方
・猫のトイレの掃除タイミングが分からない方
・獣医師おすすめの猫トイレを知りたい方

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!

猫と暮らす方にとって、避けることができない
猫のトイレ問題

猫のトイレは臭いが強いため、
こまめに掃除をする必要があります。

ただ、トイレ掃除って
面倒ですよね・・・

普段の診察中でも、猫のトイレに関する
以下のようなご質問をよくいただきます。

・どれぐらいの頻度で掃除をするべき?
・猫砂の交換頻度は?毎日替えるの?
・おすすめの猫トイレを教えて。

そこで、この記事では獣医師が、
猫のトイレ掃除の頻度コツ
おすすめの猫トイレなどを詳しく解説します。

結論から言うと、
通常の猫トイレは毎日掃除する必要があります。
猫砂は1週間に1回は全交換してください。

掃除が面倒な方は、
システムトイレを利用すると
掃除頻度が1ヶ月に1回程度になるのでおすすめ!

私はトレッタという
AI機能付きシステムトイレを
愛用しています!

システムトイレ:トレッタ
我が家で大活躍中のシステムトイレ:トレッタ
タップできる目次

【種類別】猫のトイレの掃除頻度

猫のトイレの掃除頻度

猫のトイレ掃除には、

・うんちやおしっこで固まった猫砂の掃除
・猫砂を丸ごと交換する
・トイレ本体を水洗いする

の3種類あります。

ここでは、
うんちやおしっこで固まった猫砂の掃除」の頻度
について解説します。

普通のトイレ:毎日掃除する

猫のトイレ

普通のトイレを使用している方は
基本的に毎日掃除する必要があります。

正直、毎日掃除するのは
かなり大変なので、
普通のトイレはお勧めしません。

理想は、朝と夜の2回、うんちや固まった猫砂を
掃除する
ことです。

普通のトイレは価格がとても安い分、
トイレ自体に消臭構造がないので
毎日掃除する必要があります。

システムトイレ:2週間〜1ヶ月に1回

猫のシステムトイレ

システムトイレの場合は
2週間に1回程度、下の段のトイレシーツを
交換する
だけでOK。

システムトイレの猫砂は固まらずに
下弾のペットシートにおしっこが吸収されるので
ペットシートの交換は忘れずに行いましょう。

時間がある方は、寝る前に
その日のウンチを掃除してあげると
常にトイレが綺麗になります。

掃除が面倒な方は100%システムトイレを
利用するべきです。

最近は、カメラ+AI機能が付いて
尿の異常を自動で通知してくれる
スマートトイレが非常に人気です。

私もスマートトイレの
トレッタを愛用中!

トイレ本体の丸洗いは1〜2ヶ月に1回でOK

トイレ本体の丸洗いは、そこまで頻繁に
する必要はありません。

トイレが汚れていたり、臭いが気になる時に
1〜2ヶ月に1回洗えば十分です。

猫は嗅覚が発達しているので
トイレを洗う時は、ペット用洗剤を
使いましょう。

【種類別】猫砂の交換頻度

猫砂の交換頻度

猫砂は一見、汚れていなくても
細かい尿やうんちの飛散で汚れているので
定期的に全交換する必要があります。

普通のトイレ:週に1回程度

普通のトイレを使用している方は
週に1回は必ず猫砂を全て交換しましょう。

猫砂を交換せずに、継ぎ足して使っていると
猫のトイレの悪臭の原因になります。

システムトイレ:1ヶ月に1回程度

システムトイレを使用している方は
1ヶ月に1回は猫砂を全て交換しましょう。

システムトイレの猫砂は
おしっこをそのまま下に流すので
汚れにくいのです。

普通のトイレと比較すると、システムトイレは
単純計算で4倍ほど猫砂の消費が抑えられます。

システムトイレの方が経済的!

猫のトイレの正しい掃除方法

猫のトイレの正しい掃除方法

①猫砂を全て捨てる


まずは、使用済みの猫砂をすべて捨てましょう。

猫砂が残っていると、汚れや臭いの原因になるため、しっかりと取り除くことが大切です。

また、トイレの底側面に汚れが付着していることが多いため、細かく確認しながら捨てましょう。

鉱物系の猫砂は、自治体によって捨て方が異なります。
お住まいの市のHPを確認したり
清掃業者に連絡して正しく処理してください。

②ぬるま湯に15分ほど浸け置きする


猫砂を捨てたら、トイレ本体をぬるま湯に15分ほど浸け置きします。

これにより、トイレに残った汚れや臭いの元が浮き上がり、洗浄しやすくなります。

浸け置きすることで洗剤の使用量を減らし、
トイレ自体を傷つけるリスクも減少します。

③水またはペット用洗剤で丁寧に洗う

浸け置きが終わったら、ペット用の洗剤を使用して丁寧に洗います。

そこまで臭いが強くない場合は
水で洗うだけで十分キレイになります。

ペット用洗剤は、洗剤の臭いが残りにくく、
悪臭をしっかりと除去できる成分が含まれている
ためおすすめです。

トイレの臭いが強い時は
ペット用洗剤を使いましょう!

スポンジやブラシで、トイレの隅々までしっかりと洗浄し、雑菌の繁殖を抑えます。

④完全に乾かす

最後に、トイレを完全に乾かしましょう。

湿気が残っていると、臭いやカビの原因になることがあるため、しっかり乾燥させることが大切です。

天日干し風通しの良い場所に置くと効果的です。

私は必ず天日干ししています。

猫のトイレを買い替える必要はあるの?

猫のトイレを買い替える必要はあるの?

結論、猫のトイレ本体を頻繁に買い替える
必要はありません。

猫はお気に入りのトイレを作る傾向があるので
むしろ、トイレを頻繁に買い替えると
猫にとって大きなストレスになります。

・猫が成長してトイレが小さくなった
・トイレが壊れた

こんな時はトイレを買い替えるタイミングです。

猫は自分の体より1.5倍ほどの大きさの
トイレが好き
なので、
体がスッポリと入る大きさものを選びましょう。

獣医師がおすすめする猫のトイレ

獣医師がおすすめする猫のトイレ

猫のトイレ選びに迷っている方は、
絶対にシステムトイレを選びましょう。

メリットデメリット
・掃除の頻度が
 格段に少なくなる

・トイレの悪臭が
 軽減される

・猫砂の消費量が
 少なくなる
・値段がやや高め
システムトイレのメリット・デメリット

システムトイレにも様々な種類がありますが、
中でもトレッタのようなカメラとAI機能が搭載されたスマートトイレが最もおすすめです。

私自身も猫を飼っているので
トレッタを愛用しています。

猫のシステムトイレ:トレッタ
我が家のトレッタ
赤く光るライトがカメラで、外出先でも猫の様子を確認できます

<トレッタでできること>

・毎日の体重測定
・尿量や尿回数の測定
・AIが異常を検知したらスマホに通知
・写真撮影や動画録画機能

特、猫に多い慢性腎臓病の初期症状である
尿量のわずかな変化などは、
普通のトイレでは絶対に気付けません。

トレッタがあれば尿の異常にいち早く気付けるため
これ1台で24時間365日健康管理ができるので
とても便利です!

猫のトイレに迷っている方や
いつまでも愛猫と健康に暮らしたい方は、是非トレッタを
チェックしてみてください!

獣医師がおすすめする猫砂

獣医師がおすすめする猫砂

猫砂には主に5種類のタイプがあります。

・紙タイプ
・木のチップタイプ
・鉱物タイプ
・シリカゲルタイプ
・おからタイプ

スクロールできます
紙タイプ木のチップ鉱物タイプシリカゲルおから
トイレに流せる流せる流せるものもある流せない流せない流せる
消臭力高くないヒノキ系は消臭力が高い最も高い最も高い高くない
価格安い安いやや高め高いやや高め
砂の固まりやすさ固まりづらい固まるものが多い固まる固まらない固まる
粉塵の飛び具合やや飛び散る飛び散りは多いやや飛び散る飛び散らない飛び散らない
こんな人におすすめ!コスパをとにかく重視したい方天然性の安全性を重視したい方とにかく消臭力を重視したい方消臭力重視の方、
システムトイレを使用している方
猫が
猫砂を食べてしまう方
(おからなので少量なら食べても安心)
おすすめ商品ニオイをとる砂
猫砂


Cat’s Best
オリジナル猫砂

猫砂:木のチップタイプ
Catmania


猫砂:鉱物タイプ
デオトイレ 消臭サンド
猫砂:シリカゲルタイプ
ニオイを取るおから砂
猫砂:おからタイプ

普通のトイレの方:LION ニオイをとる砂

普通のトイレを使用している方は、
できるだけ消臭に特化した猫砂を選びましょう。

システムトイレとは違って、
トイレ自体に消臭構造がついていないため、
猫砂で消臭をしなければいけないからです。

これまで数々の猫砂を試してきましたが、
コスパ・消臭機能ともにダントツで良かったのが
LIONの「ニオイを取る砂」シリーズです。

1日留守にしていても、おしっこの嫌な臭いが
ほとんどしないので消臭力は保証します!

システムトイレの方:アイリスオーヤマ
システムトイレ用猫砂

システムトイレを利用している方は、
固まらないタイプの猫砂を選ぶ必要があります。

システムトイレは濾過したおしっこを
下段のオシッコシートで吸収する仕組みなので
そこまで猫砂自体に消臭力を求める必要は
ありません。

アイリスオーヤマの「システムトイレ用猫砂」は
猫砂自体の消臭力飛び散りにくさ
猫の足に伝わる感触などがどれも最高で、
愛猫も好んでトイレを使用していました。

シンプルな猫砂で、価格もかなり安めなので
システムトイレを使っている方が
こちらの猫砂で間違いありません!

猫のトイレ掃除の注意点とコツ

猫のトイレ掃除の注意点とコツ

手袋を必ず装着する

猫のトイレを掃除する時は
手袋を必ず装着してください。

猫砂を触る時も手袋が必須です。

猫のうんちやおしっこには、
ウイルス細菌寄生虫の卵などが含まれている
ことがあり、手袋をしていないと
感染するリスクが高まります。

特に、重症熱性血小板症候群 (SFTS)という病気の
ウイルスが感染猫の糞便中に含まれていると
国立感染症研究所も発表しています。

重症熱性血小板症候群 (SFTS):SFTSウイルスを持つマダニに刺されることにより感染する非常に危険な病気。
野良猫が保有していることが多い。
日本でも野良猫の世話をしていた女性が
感染した死亡した例がある。

特に野良猫のお世話をしている方は、必ず手袋をしてトイレ掃除を
しましょう。

洗剤や漂白剤は使わない

基本的に、猫のトイレ本体を洗う時は
食器用洗剤ハイターなどの漂白剤
使ってはいけません。

理由は猫はとても臭いに敏感だから。

猫の嗅覚は人間の10倍以上と
考えられています。

食器用洗剤や漂白剤を使うと、
トイレ本体に洗剤の匂いが移ってしまい、
猫がトイレを使いたがらなくなることがあります。

流水で洗うか、洗剤を使いたい方は
ペット用洗剤を利用しましょう!

熱湯消毒しない

猫のトイレを洗う時、
絶対に熱湯消毒をしないでください。

猫のトイレはプラスチック製のため、
熱湯をかけると変形してしまいます。

消毒のために熱湯をかける方が多いのですが、
危ないのでやめてくださいね!

殺菌したい方は、洗った後に
天日干しにするとキレイになります!

うんちやおしっこの状態を確認する

トイレは健康のバロメーター」という
有名な言葉があるように、
うんちやおしっこの状態を観察すれば
愛猫の健康状態がよく分かります。

・尿量が異常に多かったり少なくないか
・尿に血が混じったり白く濁っていないか
・うんちが細く、小さくなっていないか
・うんちに血が混じっていないか

これらの異常が見られたら、
慢性腎臓病などの泌尿器疾患や
消化管疾患になっている可能性が高いです。

サッとトイレを掃除するのではなく、
トイレに残ったうんちやおしっこを
確認する癖をつけましょう!

猫のトイレを確認するのが面倒な方は
AIが自動で尿量や尿の回数、体重などを
測定してくれるトレッタがおすすめです。

私も愛用しています。
異常があったらスマホに
通知してくれのでので
超便利!

猫のトイレの嫌な臭いを抑える方法

猫のトイレの嫌な臭いは私も苦手です・・・

猫のトイレの嫌な臭いを
簡単に抑える方法をご紹介します!

ペット用空気清浄機を設置する

最も効果的な方法が、
ペットの臭いに特化した空気清浄機
設置すること。

猫のおしっこの独特な臭いは、
アミノ酸の一種「フェリニン」という
物質が原因です。
参考:理化学研究所

このフェニリンの対策をしないと、
いつまでも悪臭は取れません。

だからこそ、
光除菌でニオイの元を直接分解するブルーデオ
プラズマクラスターなどの
ペットの臭いに特化したペット用空気清浄機
設置することが1番おすすめです。

私は重度の猫アレルギーを持っているので
動物病院と自宅ではブルーデオ
2年以上愛用しています。

ブルーデオ
デスクのブルーデオ
ブルーデオ
左:ブルーデオ 右:プラズマクラスター
プラズマクラスターと比較してもこんなにコンパクト!

ブルーデオを使い始めてから
猫のトイレの臭いに悩まされなくなったので、
気になる方は是非HPをチェックしてみてください!

ブルーデオは3万円以下で
購入することができます!

もう猫のトイレの臭いで悩まない!
\「日本アトピー協会推薦品」の最強の空気清浄機!/

食事の内容を見直す

特に猫のうんちの臭いは、
チーズなどの硫黄を多く含む食品
よく食べていると、腸内で腐敗が進んで
さらに臭くなります。

おやつの与え過ぎや、
人間の食事の残りなどを与えていると
腎臓にも負担がかかる上に、
さらにうんちも臭くなってしまうので注意しましょう。

最近では、腸内環境に配慮して乳酸菌を
多く含んだちゅ〜る
なども発売されているので
気になる方は試してみてください。

こまめにトイレ掃除をする

どれだけ効果的な空気清浄機を設置したり
腸内環境に配慮した食事を食べさせても、

猫のトイレ掃除をサボってっしまうと
猫のトイレの悪臭は発生してしまいます。

猫のトイレを1日1回はチェックして、
ウンチを掃除する。

これが最も大切です。

一人暮らしの方共働きなどで
猫のお世話にあまり時間を割けない方は
普通のトイレではなくシステムトイレ
利用しましょう。

システムトイレなら
1週間に1回程度の掃除で
OKです!

トレッタ
愛用しているシステムトイレのトレッタ
カメラもついていで、外出先でも猫の様子が確認できます!

私も日中は動物病院で働いていて、
猫の様子を中々確認できないので
カメラ機能+AIによる健康管理機能がついた
トレッタをずっと愛用しています。

尿量の異常などを検知すると、スマホに通知して
くれるので、腎臓病が不安な方にもおすすめです!

まとめ

猫のトイレを掃除する頻度

システムトイレを除き、
猫のトイレは基本的に毎日掃除をする必要があります。
猫砂は週に1回は全て交換するのが理想です。

トイレ掃除が面倒な方は、
1ヶ月に1回程度の掃除で済む、
システムトイレに変更しましょう!

猫は腎臓病になるリスクが高いため、
腎臓の病気をいち早く発見できるシステムトイレの
トレッタが最もおすすめです。

獣医師である私も
トレッタを愛用中です!

自宅で愛用中のトレッタ
自宅で愛用中のトレッタ
1ヶ月に1回程度の掃除で済みます!

本記事の重要ポイントをまとめます。

・猫のトイレの掃除頻度は
普通のトイレは毎日、システムトイレは
2週間に1回程度

・猫砂の交換頻度は
普通のトイレは週に1回、システムトイレは1ヶ月に1回でOK

・獣医師が1番おすすめするトイレは
スマートトイレのトレッタ

以下の記事では、トレッタの詳細レビュー
Catlogとトレッタ、どちらの方がおすすめ
紹介しているので
気になる方は是非読んでみてください!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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