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複数の現役獣医師が監修&執筆しています。
・自宅がフローリングの方
・フローリングに付く犬の爪痕が気になる方
・愛犬がフローリングでよく滑っている方
こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!
最近は家の洋風化が進み、
ほとんどの家の床がフローリングとなりました。
しかし、このフローリングが
犬の健康に悪影響を及ぼすことを知っていますか?
読者の皆様は既にお気づきの通り、
フローリングは非常に滑りやすいので
犬の足腰に負担となってしまいます。
そこで、この記事では獣医師の私が、
犬がフローリングで滑らなくなる方法について
分かりやすく解説します!
結論から言うと、自宅がフローリングの方は
フロアコーティングをするのが1番効果的です。

私の家もフローリングなので
2年前にフロアコーティング
しました!
犬がフローリングで滑らなくなる方法


結論、犬がフローリングで滑らないようにするには
フロアコーティングするのが1番です。
まずは以下の表をご覧ください。
フロアコーティング | マットや絨毯 | 犬用靴下 | |
費用 | 1畳あたり4,000~5,000円程度 | 1,000~3,000円程度 | 1,000円程度 |
持続性 | 効果が持続する | 30年以上半年〜数年 | 数ヶ月で破れる |
簡便性 | 半日ほど時間がかかる | 購入して設置するだけ | 履かせるだけ |
ポイント | 効果が最も高い 費用が高め | 簡単にできるが、部屋全体をカバーできない | 簡単に できるがあまり効果がない |
愛犬の健康を第一に考えて、効果を最も重視するなら
フロアコーティングが1番おすすめです。
予算があまり無くて、
「一時的に滑りにくくしたい」という方は
マットや絨毯、犬用靴下が選択肢になります。



獣医師的にはもちろん
フロアコーティングを推奨します!
フロアコーティング
フロアコーティングとは、
専門の業者に依頼して、フローリングを
特殊な塗料でコーティングするものです。
もちろんペットや赤ちゃんにも安全な塗料を
使用しているため、安心して利用できます。





見た目はかなりツルツルして
滑りやすそうですが、
実際は全く滑りません!
効果は30年以上持続すると言われているため、
基本的にやり直す必要はありません。
防水効果や防汚効果もあるので、
犬が粗相をしたりお子さんが汚しても
サッと拭き取るだけで綺麗になります。
・犬のヘルニアや膝蓋骨脱臼が心配な方
・半永久的な効果を期待する方
・床に傷や汚れがつくのを防ぎたい方



私も2年前に愛犬ののために
フロアコーティングにしました!
床に傷がつかなくなって大満足です♪
フロアコーティングの業者はたくさんあって
最も安い業者を探すのが難しいため、
以下の無料見積もりを活用してみてください!
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面倒なセールス電話がくる心配もありません。


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滑り止めマットや絨毯を敷く
「フロアコーティングなんてするお金がない!」
「フロアコーティングを依頼するのは面倒!」
という方には、
滑り止めマットや絨毯を敷く方法があります。
効果はある程度ありますが、
家全体にマットを絨毯を敷くことができないため
対策できる場所は限られてしまいます。
動物病院でも愛用中♪
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犬用靴下を履かせる
シンプルな方法ですが、
犬に靴下を履かせる方法もあります。
フロアコーティングや滑り止めマットほどの
効果はありませんが、簡単に対策できるので
とにかくお金をかけたくない方にオススメです。
コスパ最強の全犬種対応の靴下♪
\私も夏の散歩時に愛用しています!/
まとめると、こんな感じです!
・とにかく効果を重視して、
愛犬の足腰に配慮したい方
→フロアコーティングがおすすめ
・一部のエリアをササっと対策したい方
→滑り止めマットがおすすめ
・とにかく安さと簡単さを重視したい方
→靴下がおすすめ (効果はあまりない)
犬の滑り止めフロアコーティングとは


特殊素材で床全体をコーティングする
ペット用フロアコーティングは、
シリコンやガラス、光硬化樹脂などを含んだ
特殊素材でフローリングをコーティングし、滑りにくく・傷つきにくくするものです。


画像からも分かるように、
フロアコーティングをしていると
滑りにくく、傷がつきにくくなる上に
ウンチやオシッコの汚れも弾いてくれます!



特にしつけ中の時期は
家の中で粗相をしてしまうことも
多いですよね・・・
フロアコーティングがあれば
床が汚れる心配はありません!
コーティング自体は半日程度で終わります!
コーティング中は別の部屋にいても
外出していてもOKです。


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フロアコーティングの価格


1畳¥4,000〜5,000円が相場
ペット用のフロアコーティングには、
・UVコーティング
・ガラスコーティング、
・シリコンコーティング
などの種類がありますが、
どちらも相場は1畳¥4,000〜5,000円ほどです。



その中でもUVコーティングは
効果が高い分、値段も高め。
リビング+廊下で15万円ほど
一般的なリビングの広さは15〜20畳ほどなので、
リビングのフロアコーティングは
8〜10万円ほどかかります。
さらにペットが移動することが多い廊下にも
同様のコーティングを施すと、追加で5万円ほど
必要です。



家全体をコーティングするのではなく、犬がよく利用する場所などに絞ってコーティングを行うと
経済的ですよ!
フロアコーティングのメリット&
デメリット


メリット①:効果が最も高い
フロアコーティングは床そのものに滑り止め加工を
施すため、絨毯や犬用靴下などよりも
効果が圧倒的に高いです。
絨毯や靴下では、犬が走り回った時に
ズレてしまうことがよくあるのですが
フロアコーティングではそんな心配は不要です。
もちろん、その分費用は高めですが、
ペットの足腰を本当に守るなら
フロアコーティングを1番おすすめします。
メリット②:効果が半永久的に持続する
フロアコーティングの効果は30年以上持続するため
家の寿命を考えると、
「半永久的に効果が持続する」と言えます。
絨毯や靴下は早いと数ヶ月で買い直す必要が
ありますが、フロアコーティングは
やり直す必要はありません!



フロアコーティングは
初期費用は高くなりますが
長い目で見るとお得です!
メリット③:防水・防汚効果が期待できる
フロアコーティングは、滑り止め加工だけではなく
防水・防汚効果があります。
ペットが床で粗相をしたり、
小さいお子様がジュースをこぼしたり
クレヨンで汚しても大丈夫!
フロアコーティングをしていると
サッと拭き取るだけで汚れが取れるので
掃除が本当に楽になりました!
デメリット①:価格が高い
フロアコーティングのデメリットは
その初期費用の高さです。
一軒家のリビング+廊下に施工すると、
10万円ほどは予算が必要になります。
ただ、フロアコーティングをしないで
歳を重ねた時に愛犬が椎間板ヘルニアになると、
手術費用は最低でも20万円はします。



将来的な医療費と愛犬の苦痛を
削減できると考えると
十分にやる価値をあります!
デメリット②:施工に時間がかかる
フロアコーティングはワックス掛けのように
1時間程度で終わるものではありません。
フロアコーティングは、
コーティング剤を床に塗って
特殊な機械で光を当てることで硬化させます。
この”硬化”に時間がかかるため、
最低でも6時間ほどは必要です。
私の時は朝9時に作業が始まり、
16時ごろまで別室にいる必要がありました。
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犬がフローリングで滑る3つの理由


フローリングがツルツルしている
フローリングは非常にツルツルしており、
犬にとってはスケートリンクの上を
歩くようなものです。
犬や猫の肉球はツルツルしたものが苦手なので、
歩くたびに足腰に大きな負担がかかります。
特に子犬やシニア犬は滑って骨折することもあり、
フローリングに何らかの滑り止め対策は必須です。
肉球裏の毛が伸びすぎている
意外と見落としがちですが、
肉球の裏には毛が生えており
この毛が伸びていると肉球が覆われてしまい
滑りやすくなります。
トリミングに定期的に通っていれば大丈夫ですが
自宅でカットしている方は、
必ず足裏の毛もカットするようにしましょう。
歩き方に癖がある
歩き方に癖があると、どちらか一方に重心が傾き
ツルツルしたフローリングの上でさらに
滑りやすくなってしまいます。
犬がフローリングで滑るとなる病気


膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、犬がフローリングの上を滑ることで
膝に過度な負担がかかり、
膝のお皿 (膝蓋骨、通称パテラ)が外れてしまいます。
特に小型犬に多く見られます。
股関節脱臼
股関節脱臼は、滑った際に股関節に急激な力が加わり、股関節が外れる病気です。
特に大型犬や股関節が弱い犬種は注意が必要です。
椎間板ヘルニア
滑って転倒する際に脊椎に衝撃が加わることで、
椎間板が変形し、神経を圧迫することがあります。
これにより、痛みや麻痺などが発生することがあります。
特にコーギーやダックスフンドなどの
軟骨異栄養性犬種で多く見られます。
骨折
滑って転倒した際に足や関節をひねったり、激しくぶつけることで骨折するリスクがあります。



これらの病気の治療には
手術が必要で、多額の治療費が必要となるため、やはりフロアコーティングは大切ですね・・・


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フロアコーティングなら
うんちやおしっこをしても大丈夫!


フロアコーティングには、滑り止め効果以外にも
があります。
そのため、フローリングの上で粗相をしたり、
お子様がジュースをこぼす、クレヨンで落書きなど
をしてしまっても慌てることはありません!
サッと水拭きするだけで、フローリングに
汚れが染み込まずに掃除できるので
掃除が一気に楽になります。



私のような子育て世代の方にも
フロアコーティングは
ぴったりです!
フロアコーティングの実際の口コミ


ネットの評判や、私の病院で
最近フロアコーティングした飼い主の方に
実際にお話を伺いました。
今まで滑っていた愛犬が
愛犬の床より引用
フローリングを走り回っていることが
夢のようでした!
ピカピカのホテルみたいで、
愛犬の床より引用
床に傷がつかないので重宝しています!
不安だった臭いも無くとても快適です!
病院の飼い主様のご意見
お皿を落としてしまったのですが、
傷一つ付いておらず驚きました。
やはり値段が10万円と高く、
病院の飼い主様のご意見
もう少し安いと助かりました・・・
愛犬の床公式HPより引用



皆様、効果には大満足のご様子。
やはり気になる点は値段でしょうか。
個人的にはフロアコーティングをせずに
椎間板ヘルニアになると、
治療費が30万円以上かかるので
保険と考えればかなりお得だと思います!
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フロアコーティングに関するよくある質問


Q1.フロアコーティングは本当に必要?
ペット (特に犬)を飼っている方は、
絶対にした方が良いです。
何もしていないフローリングはかなり滑りやすく
ペットの足腰に大きな負担となります。
汚れや傷もつかなくなるので、
家を大切にしている方や小さいお子様がいる家庭も
フロアコーティングをすると良いでしょう。
逆に、ペットや小さいお子様がいない家庭では
「絶対に必要」という訳ではありません。
・ペット (犬や猫、ウサギなど)を飼っている方
・小さいお子様が床をよく汚してしまう方
・家をいつまでも綺麗に保ちたい方
は、絶対にフロアコーティングをしましょう!
上記に当てはまらない方は
必須という訳ではありません。
Q2.施工にはどれぐらいの時間がかかるの?
コーティング種類によって異なりますが、
基本的には朝開始の夕方終了です。
おおよその施工時間は6〜8時間ほど。



私の時 (UVコーティング)は、
9時開始・16時終了でした!
Q3.既に付いている傷は目立たなくなる?
床表面の擦り傷や深さ1mm程度の浅い凹み傷は
フロアコーティングをすると、
かなり目立ちにくくなるようです。
一方で、大きい傷や深い凹み傷などは
フロアコーティングをすることで
逆に目立つ恐れがあります。
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まとめ


いかがでしたでしょうか?
犬がフローリングで滑らないようにするには
フロアコーティングが1番おすすめです。



10万ほどかかりましたが、
本当にやって良かったです!
本記事の重要ポイントをまとめます。


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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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