【猫がフローリングで滑る!】おすすめの滑り止め3選【獣医師解説】

フローリングでくつろぐ猫

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フローリングの上でくつろぐ猫

当サイトの全ての記事は専門性を高めるため
複数の現役獣医師が監修&執筆しています。

こんな方に最後まで読んでいただきたいです!

・ご自宅がフローリングの方
・愛猫の滑り止め対策を何もしていない方
・愛猫が椎間板ヘルニアなどの
 整形疾患を抱えている方

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!

突然ですが、愛猫家の皆様は
ご自宅のフローリングに滑り止め対策
しっかりされていますか?

猫の肉球はフローリングのようなツルツルした素材と相性が悪く、そのままでは滑ってしまいます。

一見、フローリングの上を普通に歩いていても
猫にとってはかなり歩きづらい状況なんです。

床の滑り止め対策をしていないと
足腰に大きな負担がかかり、
椎間板ヘルニア骨折など
思わぬ病気に繋がる可能性があります。

獣医師としてもご自宅の滑り止め対策は必須と言えます。

この記事では現役獣医師の私が、
猫がフローリングで滑らないための対策方法
について分かりやすく解説します!

「記事を読むのがめんどくさい!」
という方に結論を先にお伝えすると、
猫のフローリングの滑り止めには
フロアコーティングをするのが
1番簡単でコスパも最強です!

目次

猫がフローリングで滑らないための
おすすめ滑り止め

第1位:フロアコーティング
第2位:専用のマットや絨毯を敷く

いきなり結論ですが、
おすすめの猫のフローリングの滑り止め法
ペット用フロアコーティング一択です。

リビングだけでもコーティングすることで、
猫の足腰への負担をグッと軽くしてくれます!

猫の足腰は滑る動作に弱いため
フロアコーティングをしないと
ヘルニアなどの原因になります。

まずは以下の表をご覧ください!

スクロールできます
費用  持続性簡便性安全性ポイント
フロアコーティング1畳あたり3,000~5,000円程度
20~30年以上
効果が持続する

半日ほど時間がかかる

生体に安全な塗料を使うため、ペットや小さいお子様も安心して使用できる
効果が最も高いが、
時間がかかるのと費用が高め
滑り止めマット&絨毯1,000~3,000円程度
すぐに汚れてしまう

設置するだけ

爪がひっかっかることが多い
誤飲の原因になることもある
比較的簡単にできるが、部屋全体をカバーできない

この表からも分かるように、
効果と安全性を重視するなら
フロアコーティング一択です!

第1位:フロアコーティング

フロアコーティングとは、
専門の業者に依頼して、フローリングを
特殊な塗料でコーティングする方法です。

生体にとって安全な塗料を使用しているため、
ペットや小さいお子様がいるご家庭でも
安心して利用できます。

画像引用:CLASS1 ARCHITECT
床がコーティングされて綺麗になった状態

見た目はかなりツルツルして
滑りやすそうですが、
実際は全く滑りません!

滑り止めの効果は20~30年以上持続する
言われているため、やり直す必要はありません。

滑りにくくなる効果以外にも、
床に物を落としても傷がつきにくくなるため
家を大切にしている方には特におすすめできます!

<フロアコーティングのメリット>
・床全体が滑りにくくなり、
 猫が走り回っても安心
・猫が爪で引っ掻いたり、

 物が落ちても床に傷がつきにくい
・一度コーティングすると
 やり直す必要がない

フロアコーティングはこんな人にオススメ!

・猫の足腰に最大限配慮したい方
・床に傷がつくのを防ぎたい方
・半永久的な効果を期待する方

・長期的なコスパを重視する方

私も2年前に愛犬ののために
フロアコーティングにしました!
床に傷がつかず大満足です♪

フロアコーティングが気になる方は
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面倒なセールスや電話がくる心配もありません。

第2位:滑り止めマットや絨毯を敷く

フロアコーティングなんてするお金がない!
フロアコーティングを依頼するのは面倒!」
という方には、
滑り止めマットや絨毯を敷くことがオススメです。

効果はある程度ありますが、
床全体に敷くことはできないため
対策できる場所は限られています。

猫に噛み癖ある場合や爪が長いと
すぐにボロボロになってしまいます。
誤飲の原因になることもあるため
注意が必要です。

一時的に滑り止めの効果が欲しい方
リビングだけに滑り止め対策をしたい方
滑り止めマットを検討しても良いでしょう。

安全性はフロアコーティングの方が、確実に優れています。

犬の場合であれば靴下を履かせる方法がありますが、猫は嫌がることが多いのであまりおすすめしません。

まとめると、こんな感じです!

・とにかく効果を重視して、
 猫の足腰に配慮したい方
→フロアコーティングがおすすめ

・リビングだけをササっと対策したい方
→滑り止めマットがおすすめ

猫の滑り止めフロアコーティングって
実際はどんなもの?

リビングで猫とくつろぐ女性

今話題のフロアコーティングに
ついて、実際に経験した私が
詳しく解説していきます!

・シリコンやガラスなどを含んだ特殊塗料で
 床全体をコーティングする
・費用は約5〜10万円程度

・効果は30年ほど持続する

特殊素材で床全体をコーティングする

フロアコーティングは、
シリコンガラス光硬化樹脂などを含んだ
特殊素材でフローリングをコーティングし、床を滑りにくく・傷つきにくくするものです。

画像引用:CLASS1 ARCHITECT
汚れがつきにくく、掃除しやすくなっている

画像からも分かるように、
フロアコーティングをしていると
滑りにくく、傷がつきにくくなる上に
ウンチやオシッコの汚れも弾いてくれます!

猫は吐き戻しをすることが多いので、
床が汚れた経験はありませんか?

フロアコーティングがあれば
床が汚れる心配はありません!

コーティング作業は半日程度で終わります!

費用は約5〜10万円程度

ご自宅のリビングの広さフローリングの素材
コーティングの種類にもよりますが、
フロアコーティングの費用は約5〜10万円程度です。

確かにマットや絨毯と比べるとやや高額ですが、
フローリングで滑って怪我をしてしまうと
さらに高額な治療費がかかりますよね。

参考までに、猫の椎間板ヘルニアや骨折の手術費用は約30〜50万円程度です。

長い目で見ると、
フロアコーティングが1番
お得なんです!
家も綺麗になりますよ🎵

効果は30年ほど持続する

紫外線の当たり具合やプランにもよりますが、
コーティング効果はほぼ半永久的に持続します。

猫の寿命を考えると、
一生の間にやり直すことはまずありません。

滑り止めマットや絨毯であれば、
汚れたらその都度交換する必要がありますが
フロアコーティングは一度したらOKなんです。

猫の滑り止めフロアコーティングの
メリット

フローリングで寝そべる猫

猫の滑り止めフロアコーティングのメリットは
主に3つあります。

・猫の足腰の負担が一気に軽減する
・効果は半永久的に持続する
・フローリングに傷がつきにくくなる

一つずつ解説していきます。

猫の足腰の負担が一気に軽減する

滑り止めフロアコーティングは床全体に
施すことができるので、猫がどこにいても
滑り止めの効果を発揮します。

滑り止め効果はクッションや絨毯を敷くよりも
高いので、猫の足腰の負担が一気に軽減します。

絨毯やマットは猫が噛みちぎったり、
誤飲してしまう可能性がありますが
コーティングなら心配不要です!

効果と安全性で選ぶなら
フロアコーティング一択ですね🎵

効果が半永久的に持続する

フロアコーティングの効果は理論上、
半永久的に持続します。

もちろん、紫外線の影響や擦れることで
永久には持続しませんが、
最低でも30年は持続すると言われています。

猫の一生の長さを考えると、ほぼ永久ですよね (笑)

絨毯やマットが汚れたら
買い直すことを
続けるぐらいなら、
フロアコーティングの方が
断然お得です!

フローリングに傷がつきにくくなる

滑りにくくなって猫の足腰の負担が軽減するのは
もちろんのこと、
フローリングの傷対策にもなります。

フローリングは食器を落としたり、
猫の爪で擦れたりして意外にも
気付かない間にかなり傷ついています。

フローリングに多くの傷がついていると
家の資産価値が大きく低下し、
売却時に損をしてしまうことも。

愛犬の健康維持以外にも、
床を綺麗に保つ観点からも
フロアコーティングは必須と言えますね!

猫の滑り止めフロアコーティングの
デメリット

飼い主を見つめる猫

一方で、猫用フロアコーティングのデメリットは
主に2つあります。

・費用が高い (平均で5〜10万円ほど)
・施工に数時間かかる

費用が高い (平均で5〜10万円ほど)

皆様が一番気になるのは
費用面ですよね。
フロアコーティングの費用は
確かにやや高めです。

フロアコーティングは安くはありませんが、
それ以上の大きなメリットがあるのは
ご説明した通りです。

フロアコーティングをせずに、
愛猫がへルニアや骨折をすると、
治療には30〜50万円ほどかかります。

5〜10万円で病気を予防できると考えると
かなり安く感じますよね!

施工に数時間ほどかかる

フロアコーティングは専門の業者に依頼するため
数時間〜半日ほど施行に時間がかかります。

その間はリビングに入れないため、
外でぶらぶらしても良し、
カフェでも行って時間を潰しましょう。

早いと2時間ほどで終わりますよ!

猫の滑り止めフロアコーティングの
実際の口コミ

口コミのイラスト

ネットの評判や、私の病院で
最近フロアコーティングした飼い主の方に
実際の口コミを伺いました。

今まで滑っていた愛猫が
フローリングを走り回っていることが
夢のようでした!

病院の飼い主様のご意見

床がピカピカのホテルみたいで
床に傷がつかないので重宝しています!

病院の飼い主様のご意見

薬品の臭いもなくとても快適です!
お皿を落としてしまったのですが、
傷一つ付いておらず驚きました。

病院の飼い主様のご意見

やはり値段が6万円と高く、
もう少し安いと嬉しいのですが・・・

病院の飼い主様のご意見

ツルツルのため掃除が一気に楽になり、
なんで今までやらなかったのだろうと
後悔しています。

病院の飼い主様のご意見
フロアコーティングの実際の効果
愛犬の床公式HPより引用

皆様、効果には大満足のご様子。
やはり気になる点は値段でしょうか。

個人的にはフロアコーティングをせずに
椎間板ヘルニアや骨折になると、
治療費が30万円以上かかるので
保険と考えればかなりお得だと思います!

猫がフローリングで滑る3つの原因

フローリングでくつろぐ猫

猫がフローリングで滑ってしまう3つの原因をご紹介します!

床がツルツルするだけが滑る原因ではありません。

・フローリングがツルツルし過ぎている
・歩き方にクセがある
・肉球の裏の毛が伸びている

フローリングがツルツルし過ぎている

当たり前のことですが、
フローリングは非常にツルツルしており、
猫にとってはスケートリンク上を歩くようなもの

猫の肉球はツルツルしたフローリングと
相性最悪です。

特に子猫やシニア猫は滑ると骨折するため、
フローリングに何らかの滑り止め対策は必須です。

歩き方にクセがある

歩き方にクセがあると、どちらか一方に重心が傾き
ツルツルしたフローリングの上でさらに
滑りやすくなってしまいます。

特に骨折経験のある猫は
歩き方にクセが出やすいので
滑る確率がさらに高まります。

肉球の裏の毛が伸びている

意外と見落としがちですが、
肉球の裏には毛が生えており
この毛が伸びていると肉球が覆われてしまい
滑りやすくなります。

猫でトリミングに行っている方は少ないと思うので
自宅で切ったり獣医師にお願いするなどして
必ず足裏の毛もカットするようにしましょう。

猫がフローリングで滑ると現れる
3つの悪影響

ソファの上に座る猫

猫がフローリングで滑ると現れる3つの悪影響をご紹介します!

・足腰に大きな負担がかかる
・悪い歩き方のクセが付いてしまう
・フローリングに細かい傷がつく

どれも、猫と飼い主様にとっては
良くないことばかりです。

足腰に大きな負担がかかる

この記事のテーマでもありますが、
ツルツルなフローリングを滑るように歩くと、
足腰に大きな負担がかかります。

特に椎間板ヘルニア骨折などの病気を持っている犬にツルツルなフローリングは絶対NGです!

人間に置き換えて考えると、
骨折してリハビリ中の老人が
スケートリンクの上で24時間生活しているような
もの。

足腰の健康は猫の健康寿命に直結するので
愛猫を長生きさせたい方は、
何らかの滑り止め対策を今すぐ行いましょう。

悪い歩き方のクセが付いてしまう

特に子猫の頃からツルツルなフローリングの上で
生活していると、
滑らないように歩こうとするため、
歩き方に変なクセが付いてしまいます。

悪い歩き方のクセが続くと骨盤が歪んだり
パテラ (膝蓋骨脱臼)の原因になります。

特に大型の猫は骨への影響が強く出るため注意しましょう。

フローリングに細かい傷がつく

猫の健康とは直接関係はありませんが、
フロアコーティングをしていないと
猫の爪による細かい傷が付いてしまいます。

賃貸契約の方は退去時に高額な修繕費を請求される場合があります。

家を大切にしている方
インテリアにこだわっている方は、
大切な床をキレイに保つためにも、
フロアコーティングやマットを敷いて対策しましょう!

猫がフローリングで快適に過ごすコツ

フローリングでくつろぐ猫

現役獣医師が猫がフローリングでも快適に過ごすコツをご紹介します!

・冬場は床暖房や厚めのカーペットを敷く
・床に物を置かない
・こまめに掃き掃除をする

冬場は床暖房や厚めのカーペットを敷く


猫は非常に寒さが苦手な生き物なので
冬場は床暖房を使ったり厚めのカーペットを敷いて
寒さ対策
をしっかり行いましょう。

寒さ対策は猫の体温を維持して免疫力を高め、
体調不良を防ぐ効果も期待できます。

床に物を置かない

フローリングに物を置きすぎていると
猫が歩きづらい上に異物を誤って口にしてしまう
事故に繋がる
可能性があります。

猫の異物誤飲の多くが、床に置かれていた
小さなおもちゃ
によって発生しているため、
猫の手が届く範囲には物を置かないように
してください。

こまめに掃き掃除をする

掃除も非常に大切です。

猫の毛やフケは非常に細かく舞いやすいため、
1日掃除をしないだけで汚れは一気に溜まります。

実は飼い主様だけではなく、
猫自身がアレルギーになることがあるんです。

最低でも1日1回は掃除機をかけて、愛猫と飼い主様の健康を
守りましょう。

猫の毛は通常の掃除機だけでは取りきれないので
吸引力の強い掃除機を使うことをオススメします!

フロアコーティングが猫アレルギー
対策になる理由

猫アレルギーで鼻をかむ人

フロアコーティングには猫アレルギーを防ぐ効果もあることをご存知でしょうか?

コーティングをしていないフローリングは
細かい隙間目には見えないデコボコがあるため
そこに猫の毛やフケがこびりついて
掃除しても完全に綺麗にすることはできません。

フロアコーティングをすると、
表面がツルツルして
汚れがつきにくくなるため
掃除効果が一気に高まります!

猫アレルギーで悩む方にも
フロアコーティングは
おすすめです!

まとめ

階段で飼い主を見上げる猫

いかがでしたでしょうか?

猫飼いの方は必ずフローリングの滑り止め対策を
してくださいね!

本記事の重要ポイントをまとめます。

・猫の肉球がフローリングで滑るため
 滑り止め対策は必須!

・フロアコーティングが

 最も効果的で長期的に見るとお得

・フロアコーティングの効果は

 20〜30年以上持続する

・フロアコーティングの費用は
 5〜10万程度とやや高めだが
 ヘルニアの手術代よりもはるかに安い

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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