【猫がフローリングで滑る】おすすめの滑り止めを獣医師が解説

フローリングで滑る猫

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複数の現役獣医師が監修&執筆しています。

こんな方に最後まで読んでいただきたいです!

・ご自宅がフローリングの方
・フローリングに付く猫の爪痕が気になる方
・愛猫がフローリングでよく滑っている方

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!

愛猫家の皆様は、ご自宅のフローリングで
猫が滑ったり歩きにくそうにしている様子
見たことはありませんか?

床の上で滑る動作は脊椎に大きなダメージを与え、
最終的に椎間板ヘルニアや骨折の原因になります。

そこで、この記事では獣医師の私が、
猫がフローリングで滑らなくなる方法について
分かりやすく解説します!

結論から言うと、自宅がフローリングの方は
フロアコーティングをするのが1番おすすめです。

私の家もフローリングなので
2年前にフロアコーティング
しました!

フロアコーティングをしたフローリングでくつろぐ猫
フロアコーティングをした床でくつろぐ愛猫
感触も気持ち良いようです!
タップできる目次

猫がフローリングで滑らなくなる方法

猫がフローリングで滑らなくなる方法

いきなり結論ですが、
猫のためのフローリングの滑り止めには
フロアコーティングが1番おすすめです。

まずは以下の表をご覧ください。

フロアコーティングマットや絨毯
費用1畳あたり4,000~5,000円程度1,000~3,000円程度
持続性30年以上
効果が持続する
半年〜数年
簡便性半日ほど時間がかかる購入して設置するだけ
ポイント効果が最も高い
費用が高め
簡単にできるが、部屋全体をカバーできない

愛猫の足腰ケアを第一に考えて、効果を重視するなら
フロアコーティングが1番おすすめです。

予算があまり無い方や、
一時的に滑りにくくしたい」という方は
マットや絨毯が選択肢になります。

獣医師的にはもちろん、
フロアコーティングがおすすめ!

フロアコーティング

フロアコーティングとは、
専門の業者に依頼して、フローリングを
特殊な塗料でコーティングするものです。

イメージとしては、床に薄く”最強のワックス”を
塗る感じでしょうか。

ペットが滑らなくなり、抗菌・防水・防汚加工
あるため、床の上で粗相をしても安心です。

もちろんペットや赤ちゃんにも
安全な塗料を使用しているため、
安心して利用できます。

画像引用:CLASS1 ARCHITECT

見た目に大きな変化はありませんが、猫がスタスタと歩きます!
もちろん、椅子の滑りなどが
快適に保たれたままです。

効果は30年以上持続すると言われているため、
基本的にやり直す必要はありません。

フロアコーティングはこんな人にオススメ!

・猫のヘルニアや膝蓋骨脱臼が心配な方
・猫の健康を本気でケアしたい方
・半永久的な効果を期待する方
・床に傷や汚れがつくのを防ぎたい方

私も2年前に愛犬ののために
フロアコーティングにしました!
床に傷もつかなくなって一石二鳥です♪

フロアコーティングの業者はたくさんあって
1番安い業者を探すのが難しいため、
以下の無料見積もりを活用してみてください!

地域の情報を入力するだけで
最安値の業者が1分で見つかり、
面倒なセールス電話がくる心配もありません。

滑り止めマットや絨毯を敷く

フロアコーティングなんてするお金がない!
フロアコーティングを依頼するのは面倒!」
という方には、
滑り止めマットや絨毯を敷く方法があります。

効果はある程度期待できますが、
家全体にマットを絨毯を敷くことはできないため
対策できる場所は限られます。

猫に噛み癖や引っ掻き癖がある場合は
破れた絨毯の一部を
誤飲してしまうことがあるため
注意してください。

猫の滑り止めフロアコーティングとは

猫の滑り止めフロアコーティングとは

・シリコンやガラスなどを含んだ特殊塗料で
 床全体をコーティングする
・費用は約5〜10万円程度

・効果は30年ほど持続する

特殊素材で床全体をコーティングする

フロアコーティングは、
シリコンガラス光硬化樹脂などを含んだ
特殊素材でフローリングをコーティングし、床を滑りにくく・傷つきにくくするものです。

画像引用:CLASS1 ARCHITECT
汚れがつきにくく、掃除しやすくなっている

画像からも分かるように、
フロアコーティングをしていると
滑りにくく、傷がつきにくくなる上に
ウンチやオシッコの汚れも弾いてくれます!

猫は吐き戻しをすることが多く、
床が嘔吐物で汚れた経験はありませんか?

フロアコーティングをすれば
床が汚れる心配はありません!
サッと拭くだけで綺麗になります。

コーティング作業は半日程度で終わります!

コーティング中は別の部屋にいても
外出していてもOKです。

フロアコーティングの価格

フロアコーティングの価格

1畳¥4,000〜5,000円が相場

ペット用のフロアコーティングには、

・UVコーティング
・ガラスコーティング、
・シリコンコーティング

などの種類がありますが、
どちらも相場は1畳¥4,000〜5,000円ほどです。

その中でもUVコーティングは
効果が高いそうで、
私もUVコーティングにしました。

リビング+廊下で15万円ほど

一般的なリビングの広さは15〜20畳ほどなので、
リビングのだけのフロアコーティングは
8〜10万円ほどになります。

さらに猫が移動することが多い廊下にも
同様のコーティングを施すと、追加で3〜5万円ほど
必要です。

家全体をコーティングするのではなく、猫がよく利用する場所に絞ってコーティングを行うと
経済的ですよ!

私の時は20畳ほどのリビングと廊下全体で、
16万円ほどでした。

フロアコーティングのメリット&
デメリット

フロアコーティングのメリット&
デメリット

メリット①:効果が最も高い

フロアコーティングは床そのものに滑り止め加工を
施す
ため、絨毯やマットを敷くよりも
効果が圧倒的に高いです。

絨毯やマットでは、猫や人が走ったり歩いた時に
ズレてしまうことがよくあるのですが
フロアコーティングではそんな心配は不要です。

もちろん、その分費用は高めですが、
猫の足腰を本気でケアするなら
フロアコーティングが1番おすすめです。

猫がフローリングの上をストレスなく
気持ち良さそうに歩いているの見ると
本当にやって良かったと思うはずです!

メリット②:効果が半永久的に持続する

フロアコーティングの効果は30年以上持続するため
猫の寿命を考えると、
半永久的に効果が持続する」と言えます。

絨毯やマットは早いと数ヶ月で買い直す必要が
ありますが、フロアコーティングは
やり直す必要はありません!

フロアコーティングは
初期費用は高くなりますが
長い目で見るとお得です!

私もフロアコーティングの前は、
滑り止めのマットを敷いていたのですが、
猫が引っ掻いたり、吐き戻しで汚れたりで
毎日の掃除が大変だったんです・・・

フロアコーティングにしたら、毎日掃除をしなくて
良くなった
ので本当に楽になりました!

メリット③:防水・防汚効果が期待できる

フロアコーティングは、滑り止め加工だけではなく
防水・防汚効果があります。

猫が床で粗相をしたり、
小さいお子様がジュースをこぼしたり
クレヨンで汚しても大丈夫です!

フロアコーティングをしていると
サッと拭き取るだけで汚れが取れるので
忙しい子育て世代の方には特におすすめします。

デメリット①:価格が高い

フロアコーティングのデメリットは
その初期費用の高さです。

一軒家のリビング+廊下に施工すると、
15万円ほどの予算が必要になります。

ただ、フロアコーティングをしないで
歳を重ねた時に愛猫がヘルニアになったら、
手術費用は最低でも20〜30万円はします。

将来的な医療費と愛猫の苦痛を
予防できると考えると
十分にやる価値をあります!

デメリット②:施工に時間がかかる

フロアコーティングはワックス掛けのように
1時間程度で終わるものではありません。

フロアコーティングは、
コーティング剤を床に塗って
特殊な機械で光を当てることで硬化させます。

この”硬化”に時間がかかるため、
最低でも6時間ほどは必要です。

私の時は朝9時に作業が始まり、
16時ごろまで別室にいる必要がありました。

最低でも半日は時間がかかるので、
新居の方は入居前に済ませておくことを
おすすめします!

猫がフローリングで滑るとなる病気

猫がフローリングで滑るとなる病気

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、猫がフローリングの上を滑ることで
膝に過度な負担がかかり、
膝のお皿 (膝蓋骨、通称パテラ)が外れてしまう
病気です。

小型犬に多い病気ですが、フローリングの上で
暮らす猫でも見られることがあります。

股関節脱臼

股関節脱臼は、急に滑った際に股関節に急激な力が
加わり、股関節が外れる病気です。

よく床の上で走り回ったりする元気な成猫は
要注意です。

椎間板ヘルニア

滑って転倒する際に脊椎に衝撃が加わることで、
椎間板が変形し、神経を圧迫することがあります。

これにより、痛みや麻痺などが発生することがあります。

特にコーギーやダックスフンドなどの
軟骨異栄養性犬種で多く見られますが
猫でも注意が必要な病気です。

骨折

滑って転倒した際に足や関節をひねったり、
激しくぶつけることで骨折することがあります。

これらの病気の治療には
基本的に手術が必要です。
多額の治療費が必要となるため、やはりフロアコーティングは大切ですね・・・

フロアコーティングなら
うんちやおしっこをしても大丈夫!

フロアコーティングしていると犬が粗相をしても大丈夫

フロアコーティングには、滑り止め効果以外にも

・防水&防汚効果
・抗菌&抗ウイルス効果

があります。

そのため、猫がフローリングの上で粗相をしたり
お子様がジュースをこぼすクレヨンで落書きなど
をしてしまっても慌てることはありません!

サッと水拭きするだけで、フローリングに
汚れが染み込まずに掃除できるので
掃除は一瞬で終わります。

私のような子育て世代の方にも
フロアコーティングは
ぴったりなんです!

猫の滑り止めフロアコーティングの
実際の口コミ

口コミのイラスト

ネットの評判や、私の病院で
最近フロアコーティングした飼い主の方に
実際の口コミを伺いました。

今まで滑っていた愛猫が
フローリングを走り回っていることが
夢のようでした!

病院の飼い主様のご意見

床がピカピカでホテルみたいです。
床に傷がつかないので重宝しています!

病院の飼い主様のご意見

薬品の臭いもなくとても快適です!
お皿を落としてしまったのですが、
傷一つ付いておらず驚きました。

病院の飼い主様のご意見

やはり値段が15万円と高かった。
もう少し安いと嬉しいのですが・・・

病院の飼い主様のご意見

ツルツルのため掃除が一気に楽になり、
なんで今までやらなかったのだろうと
後悔しています。

病院の飼い主様のご意見
フロアコーティングの実際の効果
愛犬の床公式HPより引用

皆様、効果には大満足のご様子。
やはり気になる点は値段でしょうか。

個人的にはフロアコーティングをせずに
椎間板ヘルニアや骨折になると、
治療費が30万円以上かかるので
保険と考えればかなりお得だと思います!

猫がフローリングで快適に過ごすコツ

猫がフローリングで快適に過ごすコツ

冬場は床暖房や厚めのカーペットを敷く


猫は寒さが苦手な生き物なので
冬場は床暖房を使ったり厚めのカーペットを敷いて
寒さ対策
をしっかり行いましょう。

寒さ対策は猫の体温を維持して免疫力を高め、
体調不良を防ぐ効果も期待できます。

床に多くの物を置かない

フローリングに物を置きすぎていると
猫が歩きづらい上に異物を誤って口にしてしまう
事故に繋がる
可能性があります。

猫の異物誤飲の多くが、床に置かれていた
小さなおもちゃ
によって発生しているため、
猫の手が届く範囲には物を置かないように
してください。

こまめに掃き掃除をする

掃除も非常に大切です。

猫の毛やフケは非常に細かく舞いやすいため、
1日掃除をしないだけで汚れは一気に溜まります。

実は飼い主様だけではなく、
猫自身がアレルギーになることがあるんです。

最低でも1日1回は掃除機をかけて、愛猫と飼い主様の健康を
守りましょう。

猫の毛は通常の掃除機や空気清浄機だけでは取
りきれないので
吸引力の強い掃除機を使うことをオススメします!

フロアコーティングに関するよくある質問

フロアコーティングに関するよくある質問

Q1.フロアコーティングは本当に必要?

ペット (特に犬や猫)を飼っている方は、
絶対にした方が良いです。

何もしていないフローリングはかなり滑りやすく
犬や猫の足腰に大きな負担となります。

滑らないだけでなく、汚れや傷もつかないので
家を大切にしている方小さいお子様がいる家庭
フロアコーティングをすると良いでしょう。

逆に、ペットや小さいお子様がいない家庭では
「絶対に必要」という訳ではありません。

まとめると・・・

・ペット (犬や猫など)を飼っている方
・小さいお子様が床をよく汚してしまう方
・家をいつまでも綺麗に保ちたい方


は、絶対にフロアコーティングをしましょう!

上記に当てはまらない方は
必須という訳ではありません。

Q2.施工にはどれぐらいの時間がかかるの?

コーティング種類によって異なりますが、
基本的には朝開始の夕方終了です。

おおよその施工時間は6〜8時間ほど。

私の時 (UVコーティング)は、
9時開始・16時終了でした!

Q3.既に付いている傷は目立たなくなる?

床表面の擦り傷深さ1mm程度の浅い凹み傷
フロアコーティングをすると、
かなり目立ちにくくなるようです。

一方で、大きい傷深い凹み傷などは
フロアコーティングをすることで
逆に目立つ恐れがあります。

傷が気になる場所があれば、
コーティングをする前に業者の方に
相談してみてください。
無料で補修作業を行ってくれることも
あるようです!

まとめ

フローリングで滑る猫

いかがでしたでしょうか?

猫の足腰を本気でケアするなら、
フロアコーティングが1番おすすめです。

私も犬と猫を飼っているので、
2年前にフロアコーティングを
しました。
本当にやって良かったです!

床で寝そべる猫
フロアコーティングした床で気持ちよさそうに寝ています

本記事の重要ポイントをまとめます。

・猫はフローリングで滑るため
 滑り止め対策は必須!

フロアコーティングが
 最も効果的で長期的に見るとお得


・フロアコーティングの費用は
 10〜15万程度とやや高めだが、
 半永久的に効果が持続して
 ヘルニア予防などが期待できる

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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