【いつから?値段は?】犬のフィラリア予防を徹底紹介!【獣医師が徹底解説】

こんにちは、獣医師ももです。
この記事では、犬のフィラリア予防に関する知識を解説していきます。

犬のフィラリアって何?

フィラリアの予防方法は?

予防開始時期・値段は?

以上のような、犬のフィラリア予防に関する質問にお答えします。

✔️この記事の内容
・犬のフィラリアとは
・フィラリア予防方法
・予防開始時期と費用
・蚊の習性

※3分で読めますので、最後までじっくりとご覧ください!

目次

フィラリア (犬糸状虫) とは

どんな虫?

フィラリア (別名:犬糸状虫) とは蚊が媒介する寄生虫です。
フィラリアを保有している蚊に刺されることで感染し、感染すると
犬の心臓や肺の血管などに寄生し様々な症状を引き起こします。

感染ルート

フィラリアに感染している犬の血を蚊が吸うと、フィラリアの幼虫 (ミクロフィラリア) も血と一緒に
蚊の体内に入ります。

蚊の体内で幼虫が成長し、蚊が次に別の犬の血を吸った時に、その犬の体内へフィラリアが入ることで
別の犬へフィラリアが感染します。

つまり、蚊の対策を行うことでフィラリアは予防することができます。

どんな病気?

フィラリアは感染したまま放置すると、心臓の中に大量の虫が寄生し心不全へ進行します。
慢性経過の場合は、運動を嫌がる様子が見られます。また食欲不振毛艶が悪くなる子もいます。
急性経過では、血尿ショック症状呼吸困難など生死に関わります。

フィラリアの検査方法

動物病院で血を一滴採取することで、簡単にフィラリアの抗体検査ができます。

しかし、感染から約半年間は検査で確認することはできないので、潜伏期間中の見逃しを防ぐためにも
1年に1回は定期的に検査しましょう。

1回の検査費用は、約2,000~3,000円ほどで行うことができます

フィラリアの予防開始時期と費用

フィラリアを予防は、動物病院で処方される予防薬を服用することで可能です。

予防薬には、1回の注射で1年間予防できるタイプや、1ヶ月に1回お薬を飲むタイプ体にお薬を塗るタイプなど様々な種類があります。

近年の温暖化で蚊の出現期間が長くなっています。
都内や関西圏、九州地方などの温暖な地域では、3月〜11月の間はフィラリア予防を行いましょう。

「中々薬を飲んでくれない」、「薬を飲むと吐いてしまう」、「下痢をしてしまう」といったタイプの
犬には注射タイプをお勧めします。

反対に、過度に注射を嫌がるタイプの場合は飲み薬や塗り薬のタイプが良いでしょう。

フィラリア予防の費用

フィラリア予防薬の値段は、1年に1回の注射タイプで約10,000〜20,000円
1ヶ月に1回の飲み薬や塗り薬タイプは、1回当たり約2,000〜3,000円程度です。

1ヶ月に1回タイプの場合は複数回投薬しなければならないため、
総合的に見るとどちらのタイプを選択しても費用に大差はありません。

番外編:蚊の習性

皆さんは、夜に蚊の嫌な羽音で起こされて経験は無いでしょうか?
実は、蚊の多くの種類は夜行性なため、特に夜間は注意が必要です。

蚊は、人や動物の吐き出す二酸化炭素体温を感じ取って、我々を狙います。

さらに、足裏の匂いにも敏感に反応するため、刺されやすい人は定期的に足裏を除菌シートで
拭く
などすると蚊に刺されにくくなります。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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