【ペットの避妊去勢は必要?】現役獣医師がメリット・デメリットを徹底解説

こんにちは、獣医師ももです。
この記事では、犬と猫の避妊去勢の必要性、メリット・デメリット、料金の相場などを解説します。

避妊去勢は必要?

メリット・デメリットは?

以上のような、ペットの避妊去勢の必要性、メリット・デメリット、値段などの質問にお答えします。

✔️この記事の内容
・避妊去勢の必要性
・避妊去勢のメリット・デメリット
・手術費用の相場

※約5分で読めますので、最後までじっくりとご覧くださいm(__)m

目次

ペットの避妊去勢とは?

避妊去勢手術では、オスの去勢手術では精巣を摘出し、メスの避妊手術では卵巣と子宮を摘出します。

避妊去勢手術は、

・望まぬ交尾・妊娠を防ぐ
・発情行動の防止
・病気のリスクを減らせる

といった効果があります。

望まぬ交尾・妊娠を防ぐことで、多頭飼育崩壊のリスクを低減することができます。
家で複数の犬や猫を飼育している場合は必ず避妊去勢をしましょう。

発情期の動物はスプレー状のおしっこを撒き散らしたり攻撃性が増す場合があります。
避妊去勢はこの様な行動を防ぐ効果も期待できます。

避妊去勢で病気を防ぐ

避妊去勢をすることで、生殖器やホルモン関連の病気になるリスクを低減できます。
例としては、オスの前立腺肥大、メスの子宮蓄膿症・乳腺腫瘍などです。

避妊去勢のメリット・デメリット

避妊去勢手術のメリットは、先述のように

・望まぬ交尾・妊娠を防ぐ
・発情行動の防止
・病気のリスクを減らせる

様々な効果が期待できます。

デメリットは、

・全身麻酔による体への負担
・猫ではわずかに太りやすくなる可能性がある

短時間とは言え、全身麻酔を実施するため体への負担は存在します。
しかし、獣医師・看護師がが術前、術中、術後と体調をしっかりと観察しながら実施するため
過度な心配は不要です。

また、特に猫では、避妊去勢後にホルモンバランスが変化して食欲が増えたり、生殖エネルギーが不要となった分わずかに太りやすくなる場合があります。
術後は太りすぎないように注意しましょう。

避妊去勢手術費用の相場

避妊去勢の手術日程は、日帰り〜数日の入院と病院によって少しの差があります。
また、猫、小型犬、大型犬など体重によって費用は異なりますが、
概ね2万円〜10万円で実施する病院がほとんどです。

最後に

避妊去勢は、世界的に広く効果が認められているもので、そのメリットは大きいです。
麻酔リスクや体重管理が不安な方は、是非かかりつけの動物病院で相談してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後もペットの健康に関する記事を随時更新していきます!

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