【犬の爪切り頻度は月1回】犬の爪切りのコツとオススメ商品も紹介

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です。
この記事では、犬の爪切りについて解説しています。
爪切りの頻度やコツ、オススメ商品などを分かりやすく解説していますのでゆっくりとご覧ください!

・犬の爪切りの頻度は?コツは?
・犬が暴れて爪切りができません・・・
・爪切りのオススメ商品は?

以上のような、犬の爪切りに関する質問にお答えします。

この記事はこんな方にオススメ

・犬を初めて飼われる方
・愛犬に長生きして欲しい方
・犬の爪切りが上手くできない方
・犬の爪切りのコツを知りたい方
・オススメの犬の爪切り商品を知りたい方

猫の爪切りについては以下の記事で詳しく解説しています!是非ご覧ください。
≫ 【猫の爪切りの頻度は?】猫の爪切りを徹底解説【嫌がる時の対処法】

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犬の爪切りはどうして必要?

犬はあまり爪研ぎをしない生き物

犬も猫も人と同じように毎日爪が伸びていく生き物です。

猫は自分で爪研ぎをするので、自然に爪が削れていくためあまり爪切りの必要ありません。

一方で、犬は自分で爪研ぎをしないのでどんどん爪が伸びていきます。
*犬がソファや床をガリガリ引っ掻く行為は爪研ぎではなく、祖先のオオカミが穴を掘る習性の名残です。

散歩の時に犬の爪はわずかに削れますが、全ての爪が均等に削れるわけではありません。
「散歩によく行くから大丈夫」と思わずに、定期的に爪のチェックをしてあげてください。

爪切りをしないと転んだり爪が折れることも

爪切りをしないと犬の爪はどんどん伸びていきます。
爪が長くなると肉球が地面にしっかりと接地できなくなって滑ったり転んだりしてしまいます

伸びた爪が服やカーペットに引っかかって爪が根元から折れるケースもあります。

さらに、爪は肉球に向かって弧を描くように伸びるため長い爪を放置すると肉球に突き刺さることがあります。

爪切りのコツは「切り方」にあり

野菜の「面取り」のイメージで丸く仕上げる

犬の爪切りは1回でバチンとギロチンカットするのではなく、
角を丸めるように角度を変えながら何度も切るのがオススメです。


野菜の「面取り」のイメージで切っていくと爪先が丸く仕上がって綺麗になります。

切りすぎに注意して少しずつ切ろう

爪が伸びると同時に爪の中の血管や神経も一緒に伸びていきます。
そのため、深爪をしてしまうと血管や神経を損傷させてしまいます

爪に光を当てると血管が透けて見えるので、血管の直前まで切るようにすると出血しません。
爪が黒い場合は、切断面が白から透明っぽい色に変わるタイミングでストップしてください。

必ず止血剤の準備をしよう

上記のポイントを守っていても、爪切りに慣れるまでは出血させてしまうこともあると思います。
*獣医師でも黒爪の子は切るのが難しいです・・・

爪からの血は意外と止まりません。出血を放っておくと床が血の海になるほどです。

そんな時に便利な商品が、爪切り時専用の止血剤です。
止血剤の粉を血が出ている爪の断面に塗り込むことですぐに血が止まります。

以下のリンクの商品は、ほぼ全ての動物病院で使用されておりでとても良い止血剤なので
是非お試しください!

犬の爪切りの頻度は月に1回程度

伸びすぎた爪は切るのが困難に

犬の爪はまっすぐ伸びません。
肉球に向かって弧を描くように伸びていきます。

爪切りをしないと伸びた爪が巻き爪となってしまい、切るのが難しくなってしまいます。

1ヶ月に1回の頻度であれば巻き爪になる心配はないでしょう。

爪切り時に犬が暴れる時の対処法

爪切り中に痛い思いや嫌な思いをすると犬は爪切りを嫌いになってしまいます。
犬は賢い生き物であるため、一度嫌いになったことは二度と協力してくれません。
犬にストレスを与えないように丁寧に優しく爪切りを行いましょう。

小まめな休憩とご褒美で気をそらそう

犬が爪切りに嫌がる様子を見せたら、暴れる前に休憩を挟みましょう
慣れるまでは一度に四本の足の爪を切るのではなく、少しずつ切っていきます。

爪切りを終えたら、必ずしっかりと褒めて大好きなおやつを与えてください

犬に、「爪切り」 = 「楽しいこと」と学習させましょう!

それでも難しい場合は動物病院にお願いしよう

特に大型犬で暴れる子などはご家庭で爪切りを行うのは非常に難しいです。

そんな時は遠慮なく動物病院にお願いしてください。
爪切りだけの診察でもほとんどの動物病院は受け入れてくれるでしょう。

爪切りと同時に獣医師による健康診断も受けることができるため、
定期的に動物病院で爪を切ってもらいましょう!

獣医師が厳選する爪切り用品

最後に、動物病院でも頻繁に使用されている獣医師厳選の爪切り用品をご紹介します。

爪切りは、基本的にハサミタイプではなくギロチンタイプのものを購入しましょう。
小型犬の爪や狼爪など小さく切りづらい爪にはハサミタイプが有効です。
止血剤も準備しておくといざという時に安心です。

以下の商品は、獣医師が自信を持ってオススメする商品ばかりですので
気に入ったものがあれば是非チェックしてみてください!

↑最もベーシックで使いやすいギロチンタイプの爪切りです。

↑小型犬や狼爪など小さい爪にオススメなハサミ型の爪切りです。
 ハサミ型の中では最も使いやすい商品です。

↑爪を切るのが怖い方は、爪を削るタイプの商品もオススメです。
 USBで充電できて音も静かなため犬に負担を掛けません。
 私は自宅で愛犬の爪切りはこちらの商品を使用しています!

↑止血剤はこの商品一択でしょう。ほぼ全ての動物病院が愛用している止血剤です。

まとめ

犬は自分で爪研ぎをしない動物なので、定期的な爪切りが必要です。

頻度は1ヶ月に1回がベストです。

爪を切るときは角を丸めるイメージで少しずつ切ってください。
慣れるまでは小まめに休憩をとりつつ、爪切りが終わったらご褒美をあげましょう!

ほとんどの動物病院で爪切りだけの診察も行っているので
積極的に利用してみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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