こんにちは、獣医師ももです。
この記事では、犬と猫の肥満予防について解説しています。
肥満は様々な病気の原因になるので、最後までゆっくりとご覧ください。
犬と猫の適正体重は?
太りすぎるとダメなの?
ダイエットにおすすめのフードを教えてください。
以上のような、犬と猫の肥満についての質問にお答えします。
・少しの体重の変化が実は大問題!
・1日あたりの摂取カロリーの目安
・肥満は万病のもと
・自己流ダイエットは超危険
・<番外編>おすすめフード
アメリカでは、犬と猫の約60%が太りすぎといわれています。
日本においても約40%以上の犬と猫は肥満であると考えられています。
少しの体重の変化が実は大問題!
日々の診療で、「少しの体重の変化であれば問題ない」と考えてらっしゃる
飼い主様が多いと感じます。
しかし、5kgの犬が5.5 kgになることは
人間で考えれば、60kgから66kgになったことと同じです。
この変化は動物にとって非常に大きな変化です。
小型犬や猫にとって、50g程度の変化でさえも注意が必要です。
犬と猫の理想体重の目安は、約1歳ごろの体重といわれています。
犬と猫の1日あたりの摂取カロリーの目安
体重5kgの犬がビスケット1枚 (50kcal)を食べると、
人間がハンバーガー1個 (350kcal)を食べたことになります。
おやつの与え過ぎには十分注意しましょう!
犬と猫の1日あたりの摂取カロリーの目安は以下の通りです。
体重3kg前後・・・256 kcal
体重5kg前後・・・360kcal
体重10kg前後・・・600kcal
体重15kg前後・・・830kcal
体重1kg前後・・・90kcal
体重3kg前後・・・190kcal
体重5kg前後・・・265kcal
体重7kg前後・・・340kcal
1日の必要カロリーは、年齢や避妊去勢の有無、運動量などによって変化します。
正確な数値はかかりつけ医にご相談ください。
肥満は万病のもと
肥満になると、様々な病気にかかりやすくなります。
太る原因は、食べ過ぎだけではありません。
運動不足、加齢、室内飼い、避妊・去勢をしたなど様々な要因があります。
・心臓病
・呼吸困難
・胆嚢炎
・膵炎
・椎間板ヘルニア
・膝蓋骨脱臼
・関節炎
・心臓病
・糖尿病
・膵炎
・尿石症
・関節炎
犬の心臓病と糖尿病については以下の記事で詳しく紹介しています。是非お読みください。
≫ 【犬の心臓病】心臓病と診断されたら気をつけるべきこと4選!【獣医師が徹底解説】
≫ 【おすすめフードも紹介!】犬の糖尿病の完全版【獣医師が徹底解説】
自己流ダイエットは超危険
自己流ダイエットが危険な理由としては、以下の通りです。
・誤った栄養バランスの食事
・カロリー計算は難しい
・食事の量を減らしたダイエットは大きなストレスを与える
人のダイエット同様に、動物のダイエットはとても難しいです。
必ず獣医師の指示に従って少しずつ減量していきましょう。
<番外編>獣医師が厳選したダイエットにおすすめフード
ペットになるべくストレスを与えず、低カロリーと満足感を両立した
ダイエット専用の療法食を以下に紹介します。
食事習慣を変えることなく、効率的なダイエットが可能です。
*ご購入の際はかかりつけ医とご相談ください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
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