【ペットの防災グッズ】ペットと避難する際の注意点は?【獣医師解説】

ペットの避難グッズ
この記事はこんな方に最後まで読んでいただきたいです!

・ペットとの避難を考えている方
・ペットのおすすめ防災グッズを知りたい方
・地震や台風の被害に遭われた方
・ペットと避難をしたことがない方

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です。

執筆時である2024年の元日に石川県の能登半島で震度7の地震が発生し、
北陸地方を中心に甚大な被害が発生しています。

被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

災害大国である日本では日頃より防災意識を高めて、二次被害を未然に防ぐ必要があります。

中でも、ペットと住まれている方は大きな災害が起きた際に、
どのような点に注意すれば良いのか不安な方も多いのではないでしょうか

大きな自然災害が発生した際にこのような質問をいただきます。

普段から備えておくべきペットの防災グッズは?
ペットと避難する際の方法注意点は?
そもそも避難所にペットは入れるの?
避難所でペットはどうしたら過ごしたらいいの?
ペットを一時的に預かってくれるサービスはあるの?

そこでこの記事では、獣医師の私が、「犬のオススメ防災グッズ」ついて詳しく解説していきます!

少し長くなりますが、できる限り読みやすい文章で分かりやすく解説していくので
ぜひ最後までご覧ください!

目次

獣医師オススメのペットの防災グッズリスト

獣医師オススメのペットの防災グッズリスト

まずはペットを飼っている方なら絶対に用意しておきたい
ペット用防災グッズをまとめてご紹介します!

・フードとお水 (最低でも7日分)        ・ペットシーツと猫砂
・食器                    ・やつ(最低でも7日分)
予備の首輪やハーネス、リード        ・おもちゃ
・クレートや移動用キャリー ・ペットの写真や特徴をまとめたノート
・タオル類 ・常備薬

以下でご紹介するグッズは、獣医師である私が実際に準備している防災グッズです。
まだペット用防災グッズをお持ちでない方はまとめて購入してみてください♪

防災グッズは予備の新品を1つずつ備蓄することが推奨されています。
今お使いのものとは別で用意することを強くオススメします!

フードとお水 (最低でも7日分)     

災害時は、人間用の救援物資の輸送が優先されるため、ペット用のフードやお水はまず支給されません

そのため、ペットのフードとお水は飼い主様自身が責任を持って用意する必要があります。

災害時は冷蔵庫が使えないため、ウェットフードではなくカリカリタイプのドライフードを用意しましょう。

食器 

食器も忘れずに用意しましょう。

いつも使っている食器が取りに行けない場合もあるので、
防災グッズとして新品の食器を最低でも2つ準備しておいてください!

予備の首輪やハーネス、リード

夜中に地震が起きて、いつものリードやハーネスが使えない場合に備えて
予備の首輪やハーネス、リードも必ず準備しておきましょう。

素材は光を反射するタイプで頑丈なもの、
リードは伸縮しないものを選んでください。

クレートや移動用キャリー

避難所では犬や猫を放し飼いにすることはできないため、
基本的にはクレートやキャリーケースに入れることになります。

長時間入ることを考慮して、少し大きめサイズを準備してください。

タオル類

タオルはクッションや断熱材、トイレの掃除などあらゆる場面で活躍するため、
大量に準備しておきましょう。

避難所の床はかなり硬いため、厚めでふかふかのタオルがオススメです!

私は20枚以上ストックしています。

ペットシーツと猫砂

ペットシーツも避難所生活では欠かせません。

ペットのトイレ掃除以外にも、床の下に引くと床の冷たさが軽減されぐっすり眠れます!

猫と避難される方は猫砂や猫用トイレも忘れずに用意しておきましょう。

おやつ

意外と忘れがちですが、おやつも避難所生活では欠かせません。

ペットも避難所生活では強いストレスがかかるため、食欲がなくなることが多いです。

特にチュールは食欲が無くてもペロペロと舐めることでできるので栄養補給に適しています!

おもちゃ

おもちゃも忘れずに準備しておきましょう。

避難所生活では運動量が不足し、肥満につながったり食欲が低下することが多いです。

おもちゃがあれば運動を促すことができ、ストレス解消にもなるため非常に便利ですよ!

ペットの写真や特徴をまとめたノート

ペットとはぐれてしまった時に探しやすいように、ペットの写真や特徴をまとめたノートを用意しておきましょう。
スマホが充電できないことも想定して、写真はスマホではなくノートに貼ったりするとさらに完璧です。

ワクチンなどの接種状況や飼い主の連絡先や注意事項などをまとめたメモも準備しておいてください。

常備薬

災害時は動物病院も機能停止するため、なかなか薬が手に入りません。

特に心臓病腎臓病の薬は毎日飲むことが重要なので保管日数や保管方法などを事前に獣医師に相談し、
多めに備蓄しておきましょう。

ペットと避難する際の方法

ペットと避難する際の方法

万が一大きな災害が発生し、ペットと避難しなけれないけない際の
方法をご紹介します。

環境省は「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」で、
ペットと飼い主が一緒に避難する「同行避難」を原則としています。
*「同伴避難」とは、飼い主が避難所でペットと一緒に暮らしている(=避難している)状態を指します。

まずは「同行避難」と「同伴避難」の違いを理解しましょう。
現状、日本では「同行避難」が原則で、ペットと避難所で生活する
「同伴避難」はほとんど不可能です。

つまりペットと避難所までは避難できますが、ペットを避難所の中に入れることはほとんどできません。

災害が起きる前にペットと一緒に避難所までのルートを確認しよう

災害が起きる前にご自宅の避難所の場所を確認し、ペットと一緒に避難所までのルートを歩いてみましょう。

猫の場合は、クレートの中に入れて問題なく避難所まで歩けるか確認しましょう。

高齢の方などでペットを避難所まで連れて行けない場合は、
近隣の方にあらかじめお願いするなどいして対策しましょう。

災害が起きたらペットと一緒に避難所へ向かう

災害が発生してしまった場合はすぐにペットと一緒に避難所へ向かってください。

最も大切なことは飼い主様が安全に避難することです。
ペットを連れていけないと判断した場合は、残念ですがまずか飼い主様だけで避難してください。

東北大震災の時にペットを置いていけないと自宅に残った方が津波で流されるケースが多発しました。
飼い主様が健康でいないとペットの安全を守ることはできないので、
まずは自分の身を一番に優先してください。

避難所の中にはペットが入れないことが多い

ペットと無事に避難所まで避難することができればまずは一安心ですが、まだ気を抜くことはできません。

避難所にはペットが苦手な方、動物アレルギーの方、騒音に神経質になっている方が多数いらっしゃいます。
残念ですが、現在の日本ではペットが避難所の中で生活することはほぼ不可能です。

動物福祉先進国のヨーロッパなどではペットも避難所で生活することが当たり前ですが、まだ日本では動物福祉の考えがそこまで浸透していません・・・

もし運良くペットも避難所の中で生活することができる場合は、自治体と避難所のルールに従いましょう。
避難所は集団生活なため、動物が苦手な方や、アレルギーを持っている方への特別な配慮が求められます。

ペットと避難する際の3つの注意点

ペットと避難する際の3つの注意点

ペットと避難所で生活する場合は絶対に放し飼いにしないでください。
原則クレートの中に入れることが基本です。

散歩に行く場合は余震などの二次被害に十分注意してください。
必ず伸縮しないタイプのリードを使用し、散歩の時間は最低限に抑えてください。

①車中泊の場合はエコノミー症候群に要注意

避難所では落ち着かないため、ペットと車中泊する方も非常に多いかと思います。

既にご存知の方も多いと思いますが、車中泊ではエコノミー症候群に注意しましょう。

食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。 その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。これをエコノミー症候群と呼びます。

厚生労働省公式HPより引用

対策としては、水や食事をこまめに摂り、30分に1回は足を動かしたり
ストレッチをしましょう。
寝る時は体を締め付けないで、足を少し上げて眠ると良いですよ!

②ペットの脱走が多発する

災害時や避難所生活中での慣れない環境ではペットの脱走が多発します。

犬や猫が驚いて突然走り出してしまったり、扉が壊れていることが原因です。

余震が続く中でペットを探すことは非常に危険なので、無理な捜索はせずに
SNSなどを用いて目撃情報を呼びかけるのがベストです。

③ペットが脱水していないかこまめに確認する

避難所生活中はペットの脱水症が非常に多いです。

動物はストレスを感じると水を飲む量が減ってしまうんです。

ペットの脱水はとても簡単に調べることができます!

犬や猫の背中や腰の皮膚を強くつまんでから離します。 そして、離してから元の状態に戻るまでの時間を計測します。 2秒以内に戻ることが正常の目安とされており、それ以上かかる場合には脱水を疑います。

避難所でのペットとの過ごし方

避難所でのペットとの過ごし方

避難所でペットとどのように過ごせば良いかご紹介していきます♪

ペットは基本的に出すことができない

繰り返しになりますが、避難所の中ではペットを出すことは基本的にできません。

避難所は集団生活であり、動物アレルギーの方や動物が苦手な方も多いからです。

そのため、避難所でペットと暮らす場合は24時間クレートの中に入ることになります。

日頃からクレートの中で過ごせるようにトレーニングしておきましょう。

散歩は周囲の状況に十分気をつける

愛犬と避難する場合は毎日散歩にも行かないといけないですよね。

大地震が起きた場合、1週間程度は大きな余震が続くことがほとんどです。
避難所の外で散歩に行く場合も、周囲の状況に十分気をつけてください。

瓦礫や土砂の上を歩くと肉球を汚してしまうため、犬にも靴を履かせてあげると良いですよ!

個人的には車中泊がベスト

避難所の中で犬や猫をクレートの中に入れっぱなしにするのは大きなストレスですよね。

個人的には安全な場所で車中泊が1番オススメです!

もちろん、現場の状況によっては車中泊ができないこともあるため、
必ず自己責任で判断してくださいね。

・30分に1回はストレッチを行う
・エンジンはかけっぱなしにしない
・ドアロックは常にかける
・駐車場所の安全性を常に確認する

被災時にオススメのペット預かりサービス

被災時にオススメのペット預かりサービス

被災してしまい一時的にペットのお世話をできない場合に
ペットを預かってくれるサービス「うちトコ」をご紹介します。

「うちトコ」とはお住まいの地域とペットの種類を入力すると、
有料でペットを預かってくれる動物避難所の場所が分かるサービスです。

費用はペットの種類や地域にもよりますが、1泊5,000〜10,000円ほど。

飼い主様も被災してペットのお世話をする余裕がないという方は、是非利用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

ペットの避難グッズ

いかがでしたでしょうか?

本記事の重要ポイントをまとめました。

・ペットの防災グッズは日頃から1週間分程度の準備は必要
飼い主様自身の防災グッズもお忘れなく
・飼い主様とペットが一緒に避難する「同行避難」が推奨されている
・避難所で動物を自由に出すことはできない
・もしもの場合はペット預かりサービスの利用を検討しよう

以下の記事では、今話題沸騰中のAIM30や、犬の最強おもちゃハーネス犬用おせちなどを
紹介しているのでこちらの記事も合わせて読んでみてください!

犬と猫の超人気おやつ:チュールチュールごはんについても丁寧に解説しています。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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