【AIM30ってなに?口コミは?】獣医師がAIMを徹底解説!

AIM30の口コミは?

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複数の現役獣医師が監修&執筆しています。

こんな方に最後まで読んでいただきたいです!

・猫の腎臓病が気になる方
・猫がシニア期に突入した方
・「AIM」という言葉の意味ををよく知らない方

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!

皆様は「AIM」(エー・アイ・エム)という
言葉を聞いたことがありますか?

毎日の診察でもAIMに関する
質問をよくいただきます。

「AIM」とは、1999年に宮崎徹さん
発見したタンパク質で、
体内のゴミを掃除する”掃除機“のような機能を
持っています。

猫は生まれつき「AIM」がうまく機能しないため、体にゴミが溜まりやすく
腎臓病になりやすいと考えられています。

これまでは治療が難しかった猫の腎臓病ですが、
このAIMの発見により
猫が30歳まで生きる時代」が来るとまで言われています。

そこで、この記事では現役獣医師の私が、

AIMに関連したフードやサプリメントの
効果口コミ獣医師的な評価

などを、徹底解説していきます!

結論、AIMフードにはまだ猫の腎臓病を予防する
効果はほとんどなく、あまりおすすめできません。

それよりもおやつの塩分量を制限することの方が効果的です!

チュールとほぼ同じ値段で購入できて、
塩分量が5分の1以下のおやつがモグリッチ

私は全てペットのおやつは
モグリッチに切り替えました。

モグリッチ
モグリッチ
チュール
チュール
製造会社レティシアンいなばペットフード
原産国タイ日本
税込価格3,410円300円
1セットの
内容量
14g × 14本 × 3袋14g × 4本
1gあたりの価格5.8円5.3円
1回のおやつの価格80円75円
カロリー7kcal / 1本(14g)あたり13kcal / 1本(14g)あたり
対象動物犬猫兼用犬と猫別々
塩分濃度0.08%0.4~0.6%
健康サポート成分タウリン
グルコサミン
コンドロイチン
緑茶消臭成分
添加物なし調味料
紅麹エキス
カラメル色素
ヒューマン
グレードの
原材料
×
原材料水、チキンささみ肉、チキンレバー、タピオカ加工デンプン、増粘安定剤(グアーガム、キサンタンガム)、ヒマワリオイル、タウリン、グルコサミン硫酸、コンドロイチン硫酸まぐろ、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類(Na,P,Cl)、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素
獣医師推奨度★★★★★
5.0/5.0
★★★☆☆
3.0/5.0
購入先公式HPAmazon
楽天市場
各種店頭
モグリッチいなばペットフード会社HPより引用
獣医師である私がモグリッチを選ぶ理由

・チュールとほとんど値段が変わらない
・塩分濃度が0.08%と限界まで低くされている
・人間が食べられる品質の原材料だけを使用

私が愛用するモグリッチ
私が普段から愛用するモグリッチ

気になる方はHP
チェックしてみてください!

タップできる目次

猫のAIMとは

猫のAIMとは

AIMについて既に知っている方は
読み飛ばしてOKです!

体内を掃除する「掃除機」的なタンパク質

マルカンの猫のAIM入りフード
マルカン公式Twitterより画像引用

AIMは、体内の不要なものを食べる細胞
(=マクロファージ)を長生きさせるタンパク質として発見されました。

さらなる研究でAIM自身も
体内で掃除機の役割をしていることが分かりました

AIMのおかげで
体の中が常に綺麗に保たれます!

猫は生まれつきAIMが機能しにくい

猫をはじめとするネコ科動物では、
AIMが生まれつきほとんど機能しないため
体内の不要なゴミを掃除することができずに腎臓病になってしまいます。

人や犬はAIMのおかげで体内が
常に掃除されています。
猫はこの ”掃除機” が生まれつき壊れているイメージ!

AIMは腎臓病やがんの治療に応用できる可能性がある

最新の研究では、
AIMは腎臓病脳梗塞腹膜炎肝臓がん肥満
脂肪肝など様々な病気を治療できることが
報告されています。

AIM治療が実用化すれば、
猫が30歳まで生きる世界が当たり前になるかも!

猫のAIM30の基本情報

AIM30の基本情報

項目詳細
商品名AIM30
販売・製造元マルカン
原産国日本
内容量600g or 1.2kg
公式サイト価格600g:1,045円
1.2kg:1,591円
(2025年2月時点)
1kg当たりの価格1,325〜1,741円
カロリー/100g320kcal
種類総合栄養食
タイプドライフード
主原材料トウモロコシ、グルテンミール、チキンミール、小麦粉、動物性油脂、フィッシュミール、ポークミールなど
対象全猫種・全年齢
特徴腎臓に配慮して
マグネシウム・リン・カルシウムを調整

アミノ酸 A-30を配合
獣医師推奨度★★★☆☆
3.5/5.0
商品リンクAmazon
楽天市場
マルカン公式HPより引用

猫のAIM30の効果

猫のAIMフード (AIM30)の効果

AIMは猫の寿命を大きく伸ばす可能性がある
成分ですが、AIM30に猫の寿命を伸ばす効果は
ありません。

「AIM30 = AIM入りフード」
ではないので要注意です。

AIM30にAIMは含まれていない

大前提として、AIM30にAIMタンパク質は
含まれていません。

そのため、AIM30を食べても
AIMの効果を感じることはありません。

「AIM30」という商品名から、
何となくAIMが含まれているようなイメージを
受けますが、勘違いしないようにしましょう。

マグネシウム、リン、カルシウム量を調整したフード

AIM30は腎臓の健康に配慮して、

・マグネシウム:0.085%
・リン    :0.9%
・カルシウム  :1.0%

と、かなり絶妙にコントロールされています。

この点は確かに猫の腎臓にプラスとなるので、
AIM30は一定の効果があると言えます。

ただ、そこまで劇的な効果があるわけではないので、私個人は
購入したことはありません。

AIM30を買うぐらいなら、
モグリッチのような塩分量を極限にまで減らした
おやつ
を食べさせることの方が
猫の腎臓にははるかに良いです!

AIM30は療法食ではなくただの総合栄養食

ペットフードには、大きく分けて

①総合栄養食
②療法食
③間食 (おやつ類)

上記の3種類に分けられます。

総合栄養食は通常のペットフード、
療法食は治療の効果が認められた獣医師の処方が
必要なフード
です。

AIM30は総合栄養食なので、
腎臓に対する治療効果は一切ありません。

あくまでも腎臓の健康に配慮した
通常のフードなので、勘違いしないようにしましょう!

猫のAIM30の口コミ

私の動物病院に通う飼い主様で、
実際にAIM30を利用する6人の方に
実際の口コミ・評判を調査しました!

AIM30の良い口コミ

 「腎臓の数値が安定してきた!」

7歳のスコティッシュフォールドに与えています。腎臓ケア用フードはいくつか試しましたが、AIM30は食いつきがよく、血液検査で腎臓の数値が改善しました!ちょっと値段は高いけど、それだけの価値があると思います。

スコティッシュの飼い主様 (60代女性)

「安心感が違う!」

15歳のアメショです。腎不全を心配していましたが、AIM30を取り入れてから体調が安定しています。毛づやも良くなり、元気に遊んでくれるのが嬉しいですね。
やはり腎臓に配慮したフードは
安心感が違います。

アメショの飼い主様 (80代女性)

食いつきが良い!」

AIM30の味が大好きで、すぐにお皿を空にしてくれます。腎臓ケアが必要と言われて試しましたが、フードを変えただけで食事が楽しみになっている感じがします。

MIX種の飼い主様 (50代男性)

AIM30の悪い口コミ

 「価格が少し高め・・・」

効果には非常に満足していますが、他のフードと比べても価格が高めです。
腎臓ケアには良いと聞いて購入しましたが、毎月のフード代が負担です。ラグドールの大型猫なので食べる量が多いのも原因ですが、もう少し手頃な価格だと嬉しいですね。

ラグドールの飼い主様 (20代男性)

「AIMが入っていないのが残念・・・」

名前の通り、AIM成分が入っていると
思っていましたが、AIMは入っていないのですね。
AIMが入っていれば多少高くても続けようと思いましたが、他のフードも検討しようと思います。

アビシニアンの飼い主様 (50代女性)

やはり私は、AIM30よりも
塩分量を極限まで減らした
おやつのモグリッチの方が
好きで愛用しています!

猫のAIM30の獣医師評価

猫のAIM30の獣医師評価

いきなり結論ですが、
獣医師的にはAIM30はおすすめしていません。

もちろん悪いフードでは
ないのですが・・・

獣医師的にAIM30をあまりおすすめしない理由

・AIMが入っているわけではない
(=あくまでもただの総合栄養食)

・それなのに値段がやや高め

・原材料があまり好みではない

AIMが入っていないのでおすすめしない

繰り返しになりますが、
AIM30にAIMは入っていません。

そのため、AIM30を食べたからといって
何か劇的な効果を得られるわけではありません。

また、原材料も私の好みではありません。

<AIM30シリーズの主な原材料>
トウモロコシ、グルテンミール、チキンミール、小麦粉、動物性油脂、フィッシュミール、ポークミール、フィッシュエキスなど

一方で、私が普段猫に食べさせているカナガンは、

<カナガンの主な原材料>
七面鳥生肉30%、乾燥チキン22.5%、サツマイモ、ジャガイモ、乾燥七面鳥8%、エンドウ豆、チキンオイル4%

このように、〇〇ミールではなく七面鳥生肉が主なタンパク源なんです!

塩分量の方がもっと大切!

猫の腎臓病を避けるなら、AIMよりも
普段の塩分量を意識することの方が大切です。

日々の塩分量が腎臓の健康に直結するからです。

普段からチュールなどのおやつを
たくさんあげていませんか?

チュールは素晴らしいおやつですが、
塩分濃度が0.4〜0.6%とやや高め。

モグリッチなら塩分濃度が0.08%と1/5以下まで
下げられているので、毎日あげても安心です!

愛猫を長生きさせたいなら
モグリッチのような塩分量の
低いものを選びましょう!

猫のAIM30の購入場所と値段

猫のAIMフード (AIM30)の購入場所と値段

次にAIM30の購入場所と値段をしっかり解説していきます♪

おすすめはAmazonか楽天市場

AIM30はホームセンター、ドラッグストアなどでも
購入できますが
人気商品であり在庫もそこまで多くないので
売り切れていることが多いです。

Amazon楽天市場でも定価で購入できますので、
オンラインでの購入をオススメします!

ポイントも貯まります♪

避妊去勢の有無や、年齢によって異なるタイプが販売されているので
愛猫に合ったものを購入しましょう!

値段

2025年2月時点の
AIM30のおおよその値段は以下の通りです。

600g:982〜1080円
1.2kg:1980〜2000円

その他のブランドのキャットフードと比較すると
やや高めの値段設定となっています。

猫の腎臓病のおすすめ対策法

日々の塩分量に注意する

猫の腎臓病の大きな原因となるのが、
塩分の過剰摂取

猫のフードやおやつは食いつきを良くするために、
塩分量を増やしていることが多いです。

チュールをあげている方も多いと思いますが、
チュールの塩分濃度は0.4〜0.6%とやや高め。

愛猫の腎臓を労るなら、モグリッチのような
塩分濃度を限界まで下げたおやつを選びましょう。

モグリッチ
モグリッチ
チュール
チュール
製造会社レティシアンいなばペットフード
原産国タイ日本
税込価格3,410円250〜300円
1セットの
内容量
14g × 14本 × 3袋14g × 4本
1gあたりの価格5.8円5.3円
1回のおやつの価格80円74円
カロリー7kcal / 1本(14g)あたり13kcal / 1本(14g)あたり
対象動物犬猫兼用犬と猫別々
塩分濃度0.08%0.4~0.6%
健康サポート成分タウリン
グルコサミン
コンドロイチン
緑茶消臭成分
添加物なし調味料
紅麹エキス
カラメル色素
ヒューマン
グレードの
原材料
×
原材料水、チキンささみ肉、チキンレバー、タピオカ加工デンプン、増粘安定剤(グアーガム、キサンタンガム)、ヒマワリオイル、タウリン、グルコサミン硫酸、コンドロイチン硫酸まぐろ、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類(Na,P,Cl)、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素
獣医師推奨度★★★★★
5.0/5.0
★★★☆☆
3.0/5.0
購入先公式HPAmazon
楽天市場
各種店頭
モグリッチいなばペットフード会社HPより引用

塩分の他にも、タンパク質やリンの
摂りすぎも腎臓に負担をかけてしまいます。

常に新鮮な水を飲めるようにする

腎臓は体の水分量をコントロールする
はたらきも持ちます。

体内の水分量が減ってしまうと
腎臓に負担がかかるため、
猫が常に新鮮な水を飲めるようにすることが大切です。

猫はあまり水を飲まない生き物であるため、
飼い主側が積極的に水を飲むように誘ったりして
脱水を防ぎましょう。

自動給水機を設置すると
猫はより多くの水を飲むようになるため、
腎臓病の猫には自動給水機をオススメします!

私が実際に使用して使用感が素晴らしかった自動給水機がこれ!

最低でも半年に1回は健康診断を受ける

猫の腎臓を健康に保つためには、
最低でも半年に1回の健康診断が欠かせません。

健康診断では、血液検査やエコー検査などで
腎臓の健康状態を正確に把握することができます。

AIMを用いた薬の実用化は
2030年ごろ?

AIMの薬

薬の認可はとても長い道のり

腎臓病と闘う猫の飼い主様の多くが、
早くAIMの薬が実用化されて腎臓病が治療可能な病気になるように」と願っています。

動物の薬は一般的に約5〜10年の開発期間がかかります。

開発に成功してからも国の承認が必要で、承認のためには薬の安全性や有効性を
臨床試験で証明しなければなりません。

AIMの薬の開発はほぼ完了しており、残るは臨床試験をクリアするだけです。

臨床試験から実際の薬の販売までは最短でも5~6年はかかるため、
AIMを用いた薬の実用化は最短でも2030年ごろと予想します。

AIMを用いた薬の費用

費用の予想は、1〜3万円の注射を月に1回程度打つ必要があると仮定して
薬代だけでも1年で12〜36万円かかります。

そこに診察料や血液検査代が発生するため
1年間で総額50万円ほどの費用がかかると予想できます。

まとめ

AIM30の口コミは?

いかがでしたでしょうか?

現時点では、AIM30にAIMは含まれておらず、
猫の腎臓の機能を改善する効果はありません。

あくまでもマグネシウムリンカルシウム量を
調整したただの総合栄養食です。

AIM30はAIMを含んだ腎臓病の療法食と
勘違いしている方が非常に多いので
注意しましょう。

猫の腎臓を本気で守りたいのであれば、
モグリッチのような減塩おやつに切り替えて
普段の生活で塩分過剰にならないことが重要です。

私も2年以上モグリッチの
ヘビーユーザーですよ!

キャットフードに関する記事はこちら!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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