【猫がこたつを使っても大丈夫!】使用上の注意点は?【獣医師解説】

猫がこたつを使っても大丈夫!
猫がこたつを使っても大丈夫!

こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!

秋が始まり、朝晩がかなり冷え込む時期となってきましたね。

寒い季節に欠かせないものといえば、こたつです!

人よりも寒さが苦手な猫は、
一度こたつに入ると中々外に出てこないですよね (笑)

ポカポカ暖かくて気持ちの良いこたつですが、以下のような疑問や不安を抱えている猫の飼い主様が多いです。

猫がこたつを好む理由は?
猫がこたつを使っても大丈夫?酸欠やヤケドにならない?
猫がこたつを安全に使うために気をつけるべきことは?
猫用こたつの評判は?
猫は本当にこたつで丸くなるの?

そこで、この記事では「猫がこたつを使うこと」について、
現役獣医師である私が丁寧に解説していきます!

犬や猫の皮膚のかゆみに悩んでいる方は、トリミングサロンでも導入されている
ミラブルでシャンプーすることをオススメします!

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目次

猫がこたつを好む3つの理由

猫がこたつを好む3つの理由

猫がこたつを好む3つの理由をご紹介します♪

猫はとても寒がりな動物だから

皆様のイメージ通り、猫は犬と異なり非常に寒がりな動物です。

猫の祖先は、約13万年前に中東の砂漠に生息していたリビアヤマネコです。
ルーツが砂漠地帯の動物であるため、寒さに非常に弱く、水を飲む量も少ない傾向にあります。

猫にとって冬はかなり辛い時期であるため、暖かさを求めてこたつの中に入ろうとするのです。

狭くて暗い場所が好きだから

猫は生まれながらにして狩りの名手です。

猫の祖先の狩りのスタイルは、狭くて暗い場所に身を潜めて獲物を待ち伏せします

現代の猫にも狩猟本能が残っているため、こたつのような狭くて暗い場所を好む傾向にあります。

飼い主様の匂いがついているから

猫の嗅覚は人の数万倍〜数十万倍と言われています。

犬ほどまではいきませんが、猫も非常に優れた嗅覚を持つ動物と言えるでしょう。

こたつには大好きな飼い主様の体臭や洗剤・柔軟剤の匂いが染み付いているため
猫にとっては非常に落ち着く空間となっています。

ちなみに嗅覚最強の動物はゾウです!
犬の2倍ほどの嗅覚の持ち主なんですよ♪

猫がこたつを使っても大丈夫?

猫がこたつを使っても大丈夫?

結論から言うと、猫が人用こたつを使っても問題ありません
いくつかの注意点があります。

猫がこたつを使ってもOK!

ご自宅にこたつがある方なら分かると思いますが、猫は本当にこたつの中が好きですよね!

最近のこたつは練炭のように有害な物質を産生していないため、
体の小さい猫でも暖をとることができます♪

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こたつには多くのメリットがある

猫がこたつを使うことで以下のようなメリットがあります。

・全身の血液循環が良くなる
・基礎体温が上がり、免疫力がアップする
・リラックス効果+ストレスを軽減する

遠赤外線効果で体を内側から温めてくれるため、上昇した体温が下がりにくいという特徴も!

猫は強いストレスを受けると、膀胱炎や下痢をしてしまいます。
こたつに入ることでリラックスし、ストレスを緩和してくれますよ♪

猫がこたつを安全に使うために気をつけるべきこと

猫がこたつを安全に使うために気をつけるべきこと

猫が安全にこたつを使うために
気をつけるべき注意点をご紹介します♪

1位:酸欠

猫がこたつを使うことで最も多く発生する事故は酸欠です。

こたつは保温性を高めるために密閉されているため、
こたつの内部は空気の出入りがほとんどありません。

猫がこたつの中に1〜2時間以上いると酸欠のリスクがあります。

2位:低温やけど

「低温やけど」とは、熱湯や火などに触れて起こる「高温やけど」よりも低い温度のやけどです。
具体的には44℃~50℃前後のものに皮膚が直接、数分~数時間にわたって触れ続けることで起こります。

三井住友海上 HPより一部引用

低音とは「熱湯や火よりも低い温度」という意味で、
氷のような冷たいものを指すわけではありません。

低温やけどは皮膚に深部組織にまでダメージが及ぶため、
痛みも非常に強く、治りにくいのが特徴です。

こたつの中の温度は40〜50℃程度であるため、最も低温やけどになりやすい温度です。

猫がこたつに入ったらタイマーで時間を測るなどして、
長時間こたつの中にいないように注意しましょう。

3位:熱中症や脱水症

こたつの中は温度が高いため、水分を摂らないとあっと言う間に熱中症や脱水症になってしまいます。

こたつの中にお水を用意するのは、水がこぼれた時にショートする危険があるため
絶対にやめましょう。

酸欠や熱中症、脱水症を防ぐためにも、こたつの一角は常に開けておいて
猫が自由に出入りできるようにしましょう。

4位:こたつのコードを噛んで感電

意外と多い事故が猫がこたつの中のコードを噛んで感電してしまうことです。

こたつの中は狭くて暗く、猫の祖先が獲物を待ち伏せしていた穴に近い環境です。
そのため、猫本来の狩猟本能が刺激されて色々なものをかじってしまいます。

猫がこたつの中で感電すると自力で外に出られなくなるため、
酸欠や低温やけどのリスクも上がります。

こたつに限らず、家電のコードは保護カバーをつけるようにしてください。

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猫が安全にこたつを使うための5つのコツ

猫が安全にこたつを使うための5つのコツ

猫が安全にこたつを使うための5つのコツをご紹介します♪
自宅でも実際に確認してみてください!

必ずこたつの一角を開けておく

酸欠や脱水症、熱中症を予防するために、必ずこたつの一角を開けておくようにしてください。

特に老猫を飼育されている方は、自力でこたつの中から出てこれないことがあります。

心配な方はペットカメラなどで
小まめに猫の場所を確認すると安心ですよ!

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温度設定が可能な場合は弱に

こたつによっては温度設定ができる場合があります。

強の場合は50℃以上、弱の場合は35℃程度になるため事故の確率が低下します。

50℃近い場合は20分程度で猫は熱中症になることがあります。
非常に危険なので注意してください。

常に水が飲めるようにしておく

こたつの近くにお水を用意し、猫が常に水が飲めるようにしておきましょう。

お水をよく飲むことは腎臓病を防ぐ効果もあります。

こたつの中に水を用意してしまうと、
こぼれた時にコードがショートする危険性があります。絶対にやめましょう。

夜はこたつの電源をOFFにしよう

夜は飼い主様が寝ているため猫を監視することができません。

猫のこたつの事故は夜間に多く発生するため、夜はこたつの電源をOFFにする方が安全です。

こたつのコードには安全カバーを巻いておく

猫がこたつのコードを噛んで感電する事故が非常に多いです。

こたつに限らず、全ての家電のコードに安全カバーを巻いておくことをオススメします。

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実際に起きた猫のこたつの事故

実際に起きた猫のこたつの事故

私が実際に経験した猫のこたつの事故を
2例ご紹介します。
皆様も十分注意してくださいね!

こたつの中で閉じ込められて酸欠になった猫

12才のシニア猫でこたつが大好きな子でした。

いつものように飼い主様が使っているこたつに入った後、自力で出ることができず
こたつの中に閉じ込められてしまいました。

飼い主様が猫がいないことに気づき部屋中を探し回りましたが、どこにも見つからず
数時間後にこたつの中で発見されました。

死因は酸欠でした。
猫がこた。を使う際は必ず出口を作りましょう。

長時間のこたつで低温やけどになった猫

2才の若い元気な猫で、この子もこたつが大好きなでした。

夜に飼い主様が寝た後に、一晩中こたつの中にいたようです。

幸い、換気はできていたため酸欠にはなりませんでしたが、
背中全体に大きな火傷を負ってしまいました。

低温やけどの恐ろしいところは、
気づかないうちに深いダメージを負ってしまうこと
この子は全身の皮膚を背中に移植することになりました。

猫飼い必見の猫用こたつ3選

オススメの猫用こたつ

私も愛用する猫用こたつを3つご紹介します!
猫には猫用こたつが断然オススメです♪

人用こたつは温度設定を弱にしても、猫には暑すぎることが多々あります。

猫の安全を考えるならば、猫用こたつを準備してあげましょう!

1位:【Petio】犬猫用電気こたつ

\使いやすさNo.1!水洗いもできる便利なこたつです/

多頭飼いの方でも上段と内側が温かくなるため
広々と使えてとても便利です。
我が家でも猫3匹が愛用中♪

こんな方にオススメ!

・猫を複数飼われている方
・こたつ以外にもヒーターとしても使いたい方
・綺麗好きな方 (こたつを水で丸洗いできます)

・日中は猫に留守番をさせることが多い方

デメリットは、安全性に配慮しているため温度がやや低いことです。(39℃程度)
→暖房のついた部屋に設置することで十分な暖かさを確保できますよ!

2位:【ドギーマン】遠赤外線 ねこの夢こたつ

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遠赤外線効果でこたつ全体をしっかりと温めてくれます!
省エネ機能も搭載しています。(1日使っても3.9円)

こんな方にオススメ!

・愛猫が寒がりな方
・遠赤外線でしっかりと温めてあげたい方
・電気代を節約したい方

デメリットは、設計の関係上少し壊れやすいため、やんちゃな猫には不向きです。

3位:【マルカン】遠赤外線 にゃんこの和みこたつ 

\唯一の大きめサイズ!ワンちゃんも飼っている方に最適♪/

1m四方のサイズ感なため、ワンちゃんも
余裕を持って入ることができます♪
入り口を作れるワイヤー機能付きです。

こんな方にオススメ!

・猫を複数飼われている方
・猫に加えて犬も飼われている方
遠赤外線でしっかりと温めてあげたい

デメリットは、電気代がやや高めなこと (8時間で5.4円ほど)
→電源を付けっぱなしにするのではなく、夜間は電源オフにすると電気代を節約できます!

【番外編】猫は本当にこたつで丸くなるの?

猫は本当にこたつで丸くなる

童謡「雪」に ”猫はこたつで丸くなる”というフレーズがあります。
猫は本当にこたつの中で丸くなるのでしょうか??

結論:猫は本当にこたつで丸くなります!

犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる

童謡「雪」

猫の祖先は温かい砂漠に小さな穴を掘り、体を丸めて獲物を待ち伏せしていました。

つまり、猫にとって一番慣れた体勢は、狭い場所で体を丸めるというものです。

①体を丸めて体温の低下を防いでいる

皆様は小学生の時に、おしくらまんじゅうで遊んだことはありませんか?

みんなで体を押し付け合うとかなり暖かく感じますよね!

猫が体を丸めるのは、セルフおしくらまんじゅうをしているようなものです。

手足を縮めて小さく丸くなることで、体の表面積を小さくして体温の低下を防いでいます。

②自分の身を守るため

猫は非常に優れた瞬発力を持っていますが、反面持久力や防御力はあまりありません。

そのため、外敵から身を守る時も狭くて暗い場所で体を丸めていたようです。

猫にとって、狭くて暗い場所で体を丸めるのは基本姿勢です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事の重要ポイントをまとめました。

・猫はこたつを使ってもOK!
・実は猫のこたつの事故は非常に多い
・特に、酸欠や熱中症、低温やけどなどに注意しよう
・事故を防ぐためにも「猫用こたつ」がオススメ!

以下の記事では、今話題沸騰中のAIM30や、犬の最強おもちゃハーネスペットスエットなどを
紹介しているのでこちらの記事も合わせて読んでみてください!

犬と猫の超人気おやつ:チュールチュールごはんについても丁寧に解説しています。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ!

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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