こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!
この記事では、以下のような質問に獣医師が丁寧にお答えしていきます!
この記事を読むと、「効率的な水分補給の方法」や「ペットスエットの知られざる効果」、
「熱中症の予防法」などが全て分かります!
ペットスエットとは
「ペットスエット」はアース・ペット株式会社が販売する犬・猫専用の水分補給飲料です。
200mL/500mL/2Lの3タイプが販売されており、おおよそ以下の値段となっています。
200mL:150円〜200円
500mL:200〜300円
2L :300〜400円
犬・猫専用のスポーツドリンク
「ペットスエット」は犬・猫の体液に近いイオンバランスに調整されたスポーツドリンクのようなもので
夏場に不足しがちな水分・イオンを素早く吸収することができます。
犬や猫は人間と違い、体温を下げるために汗はかきませんが
呼吸や代謝などで体の水分は失われます。
特に夏場は犬や猫も脱水症状になりやすいため、
お水ではなく「ペットスエット」でしっかりと水分補給をしてあげましょう!
以下のようなタイミングで飲ませるのがオススメ!
・普段の飲み水として
・水分が足りていないと感じたときに
・お散歩など外出時、運動時に
・暑いときに
成分が体液に近い
通常の水は体液とイオンバランスや浸透圧が大きく異なるため
吸収されるまでに多くの時間がかかります。
一方で「ペットスエット」は、以下のバランスが体液と非常に近いため
効率的に水分を吸収することができます。
・ナトリウムイオン (Na+)
・カリウムイオン (K+)
・塩化物イオン (Cl−)
・pH
・浸透圧
脱水・熱中症予防効果がある
「ペットスエット」を飲むと、効率的に水分を吸収することができるため
脱水・熱中症予防効果が期待できます。
気温が高い日の散歩や旅行中には「ペットスエット」を携帯し、ペットの熱中症を防ぎましょう。
私も夏場の水分補給として
実家の愛犬・愛猫に飲ませています♪
ペットスエットの原材料と成分
原材料
ペットスエットの原材料は以下の通りです。
*人間用のポカリスエットと概ね同じですが、
「ペットスエット」は砂糖、果汁などは不使用です。
・果糖ぶどう糖液糖
・ラクトスクロースシロップ(オリゴ糖)
・食塩
・塩化カリウム
・香料
・パントテン酸カルシウム
・保存料(安息香酸ナトリウム)
・クエン酸
・クエン酸ナトリウム
・甘味料(アセスルファムカリウム)
成分
ペットスエットの成分は以下の通りです。
・タンパク質:0%以上
・脂質:0%以上
・粗繊維:1%以下
・灰分:1%以下
・水分:98%以下
基本的には水分が主体です。
ペットスエットの効果と口コミ
その効果は多く獣医師も認める
「ペットスエット」の熱中症・脱水予防効果は多くの獣医師が認めており、
実際に私の周りの獣医師でも飼い主様にオススメしている方は多いです。
私自身も1年以上、実家の愛犬と愛猫に「ペットスエット」を飲ませていますが
夏場の熱中症が心配にならなくなりました!
皮膚や毛並み、腸内環境に良い成分が入っているのも嬉しいポイント♪
実際の口コミ
購入者の実際の口コミをAmazonと楽天市場で調査しました。
良い口コミ
ヨーグルト味なので体調が悪い場合でも飲んでくれて安心!
Amazonの購入者レビューより引用
凍らせてシャーベット状にして食べさせることもできるので、
Amazonの購入者レビューより引用
夏場の熱中症対策に便利で助かっています。
犬が下痢や嘔吐をした時に飲ませると楽な様子になってくれます。
楽天市場の購入者レビューより引用
良い口コミでは、味の良さや、熱中症対策に重宝しているという内容がほとんどでした。
悪い口コミ
値段が高く、1年を通して買うことができない
Amazonの購入者レビューより引用
効果があまり見られなかった
Amazonの購入者レビューより引用
犬がペットボトルから直接飲むと、
楽天市場の購入者レビューより引用
すぐ腐ってしまう
一方で悪い口コミでは、その値段の高さ (500ml1本で160円ほど)や、
期待していたほどの効果が見られなかったことが多く書かれていました。
ペットスエットのあげ方
1日に与える量の目安
「ペットスエット」は水よりもカロリーが高いため、大量に飲むとすぐに太ってしまいます。
以下の用量を守って与えてください!
・1日に1~3回与える
・体重2~3kgの愛犬・愛猫:180mL/日を目安とする
・体重5kgの愛犬・愛猫:350mL/日を目安とする
・体重10kgの愛犬:500mL/日を目安とする
飲ませる時は、ペットボトルから直接飲ませるのではなく
お皿に移して飲ませると冷蔵庫で長持ちしますよ!
ペットスエットは何歳から?
生後3カ月未満の愛犬・愛猫に「ペットスエット」を飲ませると下痢をしてしまうことがあるため
生後3カ月を超えてから飲ませるようにしてください!
結石や腎臓病の子に飲ませても大丈夫?
膀胱結石や腎結石、腎臓病になっている場合は、
自己判断で「ペットスエット」を飲ませることは絶対にやめましょう。
膀胱結石や腎不全の治療中は、獣医師が厳密に尿中のpHや体内水分量をコントロールしているため、
「ペットスエット」を飲ませる前に獣医師にご相談ください。
ペットスエットの関連商品
ペットスエットゼリー
簡単に持ち運べるスティックタイプでのゼリーで、おやつ感覚としてあげることができます!
おやつ感覚で水分補給をしたい方にオススメ!
私もよく購入しています。
ペットスエット おなかの健康を考える
ペットスエットの成分に、良質な食物繊維(ペクチン)とオリゴ糖(ラクトスクロース)を加えることで
水分補給をしながらお腹の環境を良好に保ってくれるドリンクです。
よく下痢をする犬猫にオススメ!
アミノペッツ 愛犬・愛猫用
愛犬・愛猫の体に不足しがちな必須アミノ酸(BCAA)とL-カルニチンを配合したドリンクです。
水分補給と同時に、サプリメントの感覚で必須アミノ酸を摂取することができます!
アミノ酸が豊富なビール酵母、麦芽エキスも配合されており、健康維持をサポートしてくれます。
よく運動をする活発な犬や猫や
大型犬に特にオススメ!
熱中症の予防法
お散歩は涼しい時間帯を選ぶ
夏場の気温が高い時間帯のお散歩は、熱中症の1番の原因です。
特に日中のアスファルトは肉球が火傷するほどの熱さなので、10〜16時の時間帯は散歩を控えることをオススメします。
人間よりも低い位置を歩く犬は、アスファルトの照り返しの熱をよりダイレクトの感じるため
お散歩は涼しい時間帯を選ぶことが大切です。
オススメの時間帯は早朝5時〜6時、夜9時〜10時の時間帯です。
こまめな水分補給
脱水と熱中症を予防するために、外出時はもちろん室内でもこまめな水分補給を徹底しましょう。
ただの水ではなく、今回ご紹介した「ペットスエット」や「水分補給用チュール」も売られているので
より効率的に水分補給をしたい方にはオススメです!
犬を車に放置しない
犬の熱中症は、車の中での留守番中に多く発生します。
車内の気温は40℃を超えるため、15分程度でも犬は熱中症になります。
エアコンをつけていても車内の温度はすぐに上昇するため、
犬を車に放置することは絶対にやめましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事の重要ポイントをまとめました。
以下の記事では、獣医師おすすめのドッグフードやおもちゃ、サプリメントを紹介しているので、
こちらの記事もぜひ合わせて読んでみてください!
犬と猫の超人気おやつ:チュールやチュールごはんについても丁寧に解説しています。
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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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