こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!
愛犬と暮らす方にとって欠かせないのが「犬用ケージ」。
愛犬が寝るスペースやトイレ、来客時などあらゆら場面で活躍してくれます。
日本は地震大国であるため、緊急時の避難用としても必須アイテムです。
しかし、どのような大きさ・タイプのケージを選べば良いか迷って経験はありませんか?
どうせ買うなら少しでも安く、長く使えるものを購入したいですよね。
そこで本記事では、安い犬用ケージの選び方、おすすめ犬用ケージ、
犬はケージに入れるべきかどうか、サークルとの違いなどを徹底解説します!
この記事では以下のような疑問を解決します!
・おすすめの犬用ケージは?
・犬用ケージの選び方は?
・犬はケージに入れるべきなの?
・生後いつまでケージに入れるべき?
・ケージとサークルの違いは?
おすすめの犬用ケージ
丈夫で値段の安い犬用ケージをご紹介します!
獣医師の視点で安全性についてもクリアしているケージのみを紹介しているので、
犬用ケージの購入を検討されている方はぜひご覧ください!
犬の大きさ別のおすすめケージ
犬の大きさによって適したケージは異なるため、
小型犬、中型犬、大型犬のそれぞれでご紹介します!
小型犬
好奇心旺盛で動きも素早い小型犬には、
アイリスオーヤマのケージが最もおすすめです。
有名ブランドであるアイリスオーヤマが製造しているため商品の質は非常に高いです。
このケージがあれば、一時的に犬から目を離しても安心です。
私の実家でも5年以上愛用していますが壊れる気配がありません (笑)
中型犬
移動に便利な折りたたみ式の犬用ケージです。
特別な工具は一切必要ではなく折りたたみ式であるため、収納もかさばらず、持ち運びがとても楽です。
しっかりとした構造なので災害時にも安心です。
大型犬
力が強く、ジャンプ力のある大型犬には、最も頑丈なケージがおすすめです。
FEANDREAの犬用ケージは非常に壊れにくく、大型犬でも安心して使えます。
折りたたみ式であるため、収納時や移動にも便利です。
利用シーン別のおすすめケージ
犬用ケージには、ハードタイプとソフトタイプの2種類があります。
日常使用にはより頑丈なハードタイプが、来客時など一時的な設置の場合には
ソフトタイプがおすすめです!
日常使用の場合
日常使用のケージを購入される方はハードタイプを購入してください。
*ソフトタイプでは長時間噛まれるとすぐに破れます。
以下に、ウッド調でインテリアとしても活躍する犬用ケージを紹介しております。
私が勤める病院でもアイリスオーヤマのケージを愛用しています!
何より頑丈で使いやすい!
来客時や外出時など一時的な設置の場合
来客時や外出時など一時的な設置の場合は、簡単に準備できるソフトタイプがおすすめです。
ハードタイプよりも圧倒的に軽く、汚れても洗濯することも可能です!
小型犬〜中型犬までのケージですが、もちろん猫ちゃんにも使用可能。
帰省や旅行の外出時やキャンプ等のアウトドアにぴったりです。
犬用ケージの正しい選び方
安い犬用ケージを購入する際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
まずは利用シーンを考える
日常的にケージを使用したい人、来客時などの一時的なタイミングで使用したい人では
おすすめのケージは大きく異なります。
まずはどのようなシーンでケージを利用するのかしっかりと考えましょう。
ケージのサイズは犬の2〜3倍程度が目安
ケージの大きさ犬に対して、大きすぎても小さすぎてもいけません。
ケージのおすすめサイズは、縦幅と横幅が犬の2〜3倍程度の長さが目安です。
犬が自由に方向転換ができて、伏せをした際に足や鼻先がケージからはみ出ないサイズのケージがおすすめです。
お手入れのしやすさも考慮して
ケージを購入する前にそのケージが丸洗いできるかチェックしましょう。
さらに床面のトレーが引き出せるタイプであれば、掃除しやすく、トイレシートの交換も
非常に楽になります。
安いケージに多い、ポリエステルやナイロンなどのやわらかく軽い素材で作られたソフトタイプは汚れた時に少し洗いづらいです。
最も楽なのはハードタイプのケージです。
シャワーで洗い流すだけでお掃除が終了♪
犬はケージに入れた方がいいの?
犬をケージに入れることは犬のストレスになるため良くないのでは?と
疑問に思う飼い主様も多いかと思います。
獣医学的には、犬にケージは必要なのでしょうか?
ケージは必ず必要
結論から言うと、犬を飼育する上でケージは必ず必要です。
犬にケージが必要な理由として、主に以下の3点が挙げられます。
一つずつ順に解説します。
①犬の縄張りが部屋全体にならないようにする
犬は縄張り意識を持つ動物です。
犬を室内で完全放し飼いにすると、部屋全体が縄張りとなって
部屋全体にマーキングをしたり、常に警戒心を働かせている状態になってしまいます。
ケージで犬の行動範囲を制限することで、
犬の縄張りを明確にして部屋全体にならないようにする効果が期待できます。
②飼い主の不在時に事故やイタズラを防ぐ
犬を部屋に放し飼いした状態で飼い主が外出すると、犬は強い孤独感を感じます。
孤独感やストレスから、部屋全体を荒らしたりソファを噛みちぎったりするため
家に帰ると大惨事を目にするかもしれません。
このような問題行動をさせないためにも、お留守番をさせる時は犬はケージに入れましょう!
イタズラをする楽しさを学習させないようにしましょう。
非常事態に備えてケージに慣れさせておく
日本は地震大国であり、近年は大雨や台風などの数も増えてきて
避難所生活を強いられる可能性は高まっています。
避難所では犬を放し飼いにすることはできないため
当然、ケージの中で生活させなければなりません。
普段の生活から非常事態に備えてケージに慣れさせておくといざという時に役立ちます。
ケージ生活に慣れていると災害時にとても役立ちます。
子犬のトイレのしつけに大活躍
ケージを使用する最大のメリットは、犬の行動を制限できることです。
子犬の頃はトイレの場所が分からないため、
ケージの中にトイレを用意しておくと徐々にトイレの場所を学習させることができます。
生後3ヶ月目まではケージ内で遊ばせる
生後3か月目までは、日中は常にケージ内で過ごさせるのがおすすめです。
子犬を室内で放し飼いにしていると際限なく遊んでしまうため、
ケージの中で遊ばせることをオススメします。
子犬の頃から、「ケージ=自分の部屋」と認識させることが大切!
ケージとサークルの違い
ケージ
ケージは、側面と床、天井が囲まれています。
開閉式の扉が付いており、そこから犬は出入りすることができます。
サークルよりも構造がしっかりしているため壊れにくく、犬が勝手に出てきたりする心配はありません。
犬の行動を一時的にしっかりと制限したい場合や
トイレのしつけを行うときなどに使用されます。
しつけが必要な子犬や大型犬には
ケージがおすすめです!
サークル
サークルとは簡易的に愛犬の行動エリアを制限するために、側面のみ、もしくは側面と床のみが囲まれたアイテムです。
天井が無いため、犬を抱いて上から入れることができますが、愛犬がジャンプで飛び越えたり、犬がサークルを中から押して移動してしまうことがあります。
掃除やトイレのお世話はケージよりも非常に楽なため、犬がおとなしくて掃除の手間を省きたい方にオススメです!
おとなしい小型犬はサークルで十分な場合がほとんど!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はおすすめの犬用ケージやケージの選び方などについて紹介しました。
以下の記事では、犬のおすすめハーネスやリードを紹介しているので、
こちらの記事もぜひ合わせて読んでみてください!
ドッグフードについては以下の記事で解説しています。
こちらもよろしければ是非ご覧ください!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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