こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!
今年も本格的な夏が始まり、35℃を超える日が増えてきましたね!
猫といえば、寒さに弱くコタツで寝ているイメージですが、夏の暑さはどうなのでしょう?
そもそも猫にエアコンは必要なのでしょうか?
そこでこの記事では、猫にエアコンは必要かどうか、猫に快適な室温、エアコンをつけっぱなしにしても良いか、エアコンの部屋に来ない理由、夏の電気代の節約法などを詳しく解説します!
この記事では以下のような疑問を解決します!
・猫にエアコンは必要?
・猫に快適な室温は?30℃は暑すぎる?
・エアコンをつけっぱなしにして大丈夫?
・エアコンを使う時の注意点は?
・猫がエアコンのついた部屋に来ない理由は?
・エアコンを使わなくても涼しくなる裏ワザ
・夏の電気代の節約法は?
・猫を留守番させる時の注意点は?
猫にもエアコンは必要!
エアコンは熱中症予防に最適
結論から言うと、夏場は猫にもエアコンが必要です。
どんなに暑さに強い猫といえど、30℃を超えるような日にエアコンをつけないと熱中症になってしまいます。
私自身も熱中症になった猫を治療したことがあります。
猫は暑さには強くても、湿気には非常に弱い生き物であるため、高温多湿の日本の夏ではエアコンが必須となります。
エアコンをつける時期は7〜9月
ご自宅に犬がおらず、猫だけを飼育されている方は
エアコンは7〜9月ごろを目安につけると良いでしょう。
もちろん、近年の温暖化により6月や10月でも猛暑日になることがありますので
天気予報を毎日確認する癖をつけてくださいね!
猫に快適な室温は25〜26℃、湿度は50~60%
猫にとって快適な室温は25〜26℃、湿度は50~60%程度と言われています。
気温が高くなくても湿度が高ければ、猫は不快に感じるため除湿器などを用いてあげると喜びます。
除湿器はエアコンより消費電力が小さいため
電気代の節約にもなります♪
エアコンはつけっぱなしにして大丈夫!
特に猫をおいて外出する時などはエアコンをつけっぱなしにして大丈夫です!
エアコンをつけっぱなしにする場合は普段の設定温度+1℃にしてください。
+1℃にすることで、部屋の冷えすぎを防ぐことができます!
普段26℃でエアコンをつけているなら、
つけっぱなしにする場合は27℃に設定しましょう。
エアコンを使う時の3つの注意点
猫のためにエアコンを使う時の注意点を3つご紹介します!
室温をこまめに確認する
エアコンをつけている間は室温をこまめに確認しましょう。
エアコンを長時間つけていると想像以上に部屋が冷えすぎていることがあるからです。
例えば、27℃にエアコンを設定していても小さい部屋で長時間エアコンをつけると
25℃以下まで室温が下がっていることがあります。
こまめに室温・湿度はチェックしましょう!
冷風が猫に直接当たらないように気をつける
エアコンの冷風が猫に直接当たると、自律神経が乱れて体調を崩す原因となります。
夏場に下痢や食欲の低下が見られたら、エアコンの冷風が猫に直接当たっていないか確認してください。
定期的にエアコンを掃除する
定期的にエアコンを掃除しないと、エアコン内部でカビや細菌が繁殖します。
このカビや細菌が風で運ばれて、飼い主様や猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
実際に、エアコンのカビを吸い続けために喘息や夏型過敏性肺炎、アレルギー性鼻炎やアスペルギルス症などを発症したケースが報告されています。
エアコンは最低でも月に1回は掃除が必要です!
以下のサイトから、完全無料でエアコンクリーニングの見積もりを取ることが可能です!
見積もりに納得できなければそのままお断りすることも簡単にできるため、
ぜひ一度気軽に見積もりを依頼してみてください!
猫がエアコンのついた部屋に来ない理由
犬と異なり、猫はエアコンのついた部屋に入ってこないことがよくあります。
多くの飼い主様が「猫はエアコンが苦手?」と疑問に思っているようです。
結論から言うと、猫はエアコンが苦手ではないので気にせずエアコンを使用しましょう!
猫は犬ほど暑さに弱くないから
猫がエアコンのついた部屋に入ってこない理由の一つ目が、猫は犬ほど暑さに弱くないからです。
猫は犬ほど暑がりではないため、エアコンの効いた部屋でなくても快適に過ごせます。
猫が自分の好きな場所に自由に移動できる環境を整えましょう♪
猫自身が快適な場所を見つけるから
猫は非常に気まぐれな動物でもあるため、家の中でお気に入りの場所や快適な場所を自分で探します。
猫がエアコンのついた部屋に来ないからといってエアコンが苦手なわけではないため、
必ずエアコンを使うようにしましょう。
夏の電気代の節約グッズ3選
電気代がかつてないほど高騰している中でも、ペットのためにはエアコンは欠かせません。
私が実践している夏の電気代の節約方法をご紹介します!
扇風機
エアコンと同時に扇風機も使用すると、
空気の対流が生まれて効率的に部屋の温度を下げることができます。
効率的な冷却によって、電気代の節約効果も見込めます。
猫が扇風機に近づいてファンで怪我をするリスクもあるため、
扇風機を使用する際はファンの付いていないタイプをおすすめします。
ファンがないため、音が静かでオススメ!
猫用ひんやりマット
猫用のひんやりマットを使用することで、
体全体がゆっくりと冷却されて快適に過ごすことが可能です。
2,000円以下で購入できる手頃なアイテムですので、
これからの暑い夏にはぜひ用意して頂きたい商品です。
遮光カーテン
太陽の光で直接部屋が暖められることが
室温が上がる主な原因です。
そのため、南向きの部屋や大きな窓を持つ部屋は
遮光カーテンの利用をおすすめします。
遮光カーテンを設置しただけで室温が2℃ほど下がりました!
猫を留守番させる時の3つの注意点
猫を留守番させる時に気をつけたい3つのポイントを解説します!
留守番は長くても1日まで
健康な成猫であれば、1日までなら自宅で留守番が可能です。
1日を超えて留守番をさせると水やフードが傷んだり、大きなストレスがかかったりするため
危険です。
実際に、1日以上留守番をしていた猫が動物病院に運ばれてくるケースは非常に多いです。
ペットホテルやペットシッターに依頼することもオススメです!
お水とフードを多めに用意する
猫に留守番をさせる時は、必ずお水とフードを多めに用意しておきましょう。
多めに用意する理由は、猫が飲み水は誤って倒してしまうことがあるからです。
フードも念のために多めに用意しておくと安心です。
1日留守番をさせる時は、最低でも2日分のお水とフードを用意しておくと良いでしょう。
自動給餌器機能付きのペットカメラや
自動給水機を用意しておくと安心です♪
以下に獣医師である私が実家で愛用している自動給餌器機能付きのペットカメラと自動給水機をご紹介します。
この2つの商品を購入してから留守番中に猫の心配をすることがなくまりました!
各部屋のドアは開けておく
玄関の扉をしっかり閉めて脱走を防ぐことは当たり前ですが、
通気口や換気扇、各部屋のドアは開けて空気の流れをしっかり作りましょう。
猫は涼しく風通しの良い場所を好むため各部屋のドアは開けて、
猫が自由に部屋を行き来できるようにしてあげてください。
留守番中ケージに入れておくことはNGです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、猫のエアコンの必要性や快適温度、夏の暑さ対策などについてご紹介しました。
以下の記事では、獣医師おすすめのキャットフードやおもちゃを紹介しているので、
こちらの記事もぜひ合わせて読んでみてください!
犬と猫の超人気おやつ:チュールについても丁寧に解説しています。
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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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