こんにちは、獣医師もも (@juishi_momo) です!
連日の猛暑日が続き、猫を飼われている方は「猫の熱中症」が心配ですよね。
・猫の熱中症を予防する方法は?
・猫の熱中症対策グッズを知りたい。
・猫の熱中症のサインは?
このような悩みを抱えている飼い主様は非常に多いです。
愛猫には夏場も快適に過ごして欲しいですよね!
そこでこの記事では、「猫の熱中症対策」について、
現役獣医師である私が丁寧に解説していきます!
特にペットスエットは夏場の水分補給に最適です♪
私も個人的に箱買いしています(笑)
猫の熱中症対策グッズ5選
まず始めに、猫の熱中症対策グッズを5つご紹介します!
ペット冷んやりマット
夏の暑さや熱中症から愛猫を守るために、「ペット冷んやりマット」は非常に効果的です。
・持ち運びに便利で、ベッドやクレート、床など、さまざまな場所で使用できます!
・汚れてしまった場合も、簡単に手入れできるため、清潔な環境を維持できます!
・暑い季節だけでなく、犬や猫の関節痛の緩和や、高齢ペットの快適な休息にも使用可能!
冷房機能付きペットハウス
優れた断熱性と空調システムにより、常に快適な温度を保つことができます。
熱中症のリスクを最小限に抑えつつ、猫が安心して過ごせる環境を提供します。
ペットスエット
「ペットスエット」はアース・ペット株式会社が販売する犬・猫専用の水分補給飲料です。
200mL/500mL/2Lの3タイプが販売されており、おおよそ以下の値段となっています。
200mL:150円〜200円
500mL:200〜300円
2L :300〜400円
特に夏場は猫も脱水症状になりやすいため、
お水ではなく「ペットスエット」でしっかりと水分補給をしてあげましょう!
以下のようなタイミングで飲ませるのがオススメ!
・普段の飲み水として
・水分が足りていないと感じたときに
・お散歩など外出時、運動時に
・暑いときに
ペット用扇風機
通常の扇風機は猫にとって風量が強すぎるため、ペット用扇風機がオススメです。
ペット用扇風機は静音設計と安全性を兼ね備え、猫のストレスを最小限に抑えます。
適切な風量で猫が心地よく感じる風を簡単に調整できます。
プレミアムキャットフード
良質なタンパク質を含むフードは熱中症対策に有効です。
中でも、「カナガン デンタルキャットフード」の最大のメリットは
猫の健康や身体のことを最優先に考えたキャットフードになっていることです。
具体的には、以下のメリットが挙げられます。
エアコンなしでできる猫の暑さ対策
エアコンがない場合でも、以下の3つの方法で猫の暑さ対策を行うことができます。
・扇風機を使用する
・ひんやりシートやタオル
・定期的なブラッシング
扇風機を使用する
風通しの良い部屋に扇風機を設置することで、空気の流れを確保しましょう。
ただし、直接風を当て過ぎないように注意してください。
ひんやりシートやタオル
ひんやりシートやタオルを用意し、猫が寝る場所や休憩場所に敷いてあげましょう。
電気代もかからない上に、熱中症対策に非常に効果的です。
定期的なブラッシング
ラグドールなどの長毛種の猫は体温がこもりやすいため、暑さを感じやすいです。
定期的なブラッシングを行い、余分な毛を取り除いて体温調節をサポートしましょう。
100均で買える猫の熱中症対策グッズ
続いて、コスパ最強の猫の熱中症対策グッズを3つご紹介!
ダイソーのペット用グッズは意外と充実しています。
・冷感ブランケット
・冷感ジェル ペットマフラー
・冷感ひんやりジェルマット
価格は非常に安いですが、Amazonなどで販売されている商品と比較して
効果や耐久性はやや劣ります。
猫の熱中症について
最後に、「猫の熱中症」について
一緒に学んでいきましょう♪
猫の熱中症の症状
猫の熱中症は重篤な問題となる可能性があるため、早期に症状を認識し対処することが重要です。
以下に、猫の熱中症の主な症状を紹介します。
・荒い呼吸 (ハアハアと辛そうな呼吸)
・よだれが多い
・口の中の粘膜の色が赤い
・体が熱い、火照っている
・ボーッとしたりフラフラしている
・食欲がない
・グッタリしている
・吐き気や嘔吐
猫がこれらの症状を示す場合、直ちに涼しい環境に移動させ、氷などを使って体温をを下げることが重要です。
応急処置が終わったらすぐに獣医師の診察を受けましょう。
室内での熱中症対策
猫や犬の熱中症の多くは室内で発生します。
室内だからといって油断せず、以下の熱中症対策をしっかりと行いましょう。
・直射日光が当たらない涼しい場所を確保する
・エアコンを使って室温25℃前後を保つ
・常に新鮮な水が飲めるようにする
・ひんやりシートなどを設置する
・高タンパク質で栄養バランスの良い食事を心掛ける
特に「ひんやりシート」や「高タンパク質の食事」は
意外と見落としがちです。
かけがえのない家族である愛猫のために、最高のフードを選んであげたいという
飼い主様のために「上質なタンパク質」にこだわったキャットフードです。
猫の身体のどこを冷やすか
猫が熱中症になったらタオルで巻いた保冷剤や氷を使って体を冷やしましょう。
体の熱は血管から放出されるため、冷やすポイントは犬の太い血管が通る場所です。
・頭 (脳は最も熱に弱い臓器)
・左右の首筋
・脇の下
・お腹
・太ももの付け根
室温が27℃を超えるとエアコンをつけよう
猫は犬よりも暑さに強く、寒さに弱い動物です。
猫に快適な室温は23℃〜26℃程度と言われています。
外気温が30°C以上の暑い日は、室温が急激に上昇する可能性があります。
猫は汗をかけないため熱中症を起こしやすいです。
室温が高くなる前にエアコンをつけることを意識しましょう。
猫に氷や冷たい水をあげても大丈夫
猫に氷や冷たい水を与えても大丈夫ですが、いくつかの注意が必要です。
・氷の大きさに注意する (大きすぎると喉に詰まる可能性があります)
・あげ過ぎに注意する (氷は一粒程度まで)
・猫の反応をしっかりと観察する
大きい氷のまま与えると、猫が誤って喉に詰まらせる可能性があります。
氷を十分に細かく砕いてから与えるか、猫が安全に舐められる大きさにしましょう。
猫は敏感な動物であり、氷や冷たい水が口内や胃に触れると、
一時的な不快感を感じることがあります。
急激な温度変化が猫の消化器官に影響を及ぼすことがあるため、あげ過ぎには注意しましょう。
夏場だからといって、猫に冷たい水をあげる必要はありません。
常温の水が一番オススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事の重要ポイントをまとめました。
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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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